新型ヘッドのスゴい進化にビックリ!! 【海コン運ちゃんの歴代トラクタ乗務変遷記】

新型ヘッドのスゴい進化にビックリ!! 【海コン運ちゃんの歴代トラクタ乗務変遷記】

 何台ものトレーラヘッドを乗り継いできた海コン運ちゃんことヒロさんですが、昨年、遂にバリバリの新型ヘッドに乗ることに……。

 さまざまな新機軸・新機能を搭載した三菱ふそうスーパーグレートの進化ぶりに驚くことばかり! でも、1年間乗り続けて最近は少々困ったことにも気づき始めました。その顛末やいかに!?

文/海コンドライバー・ヒロさん、写真/ヒロさん・トラックマガジン「フルロード」編集部
*2025年6月発行トラックマガジン「フルロード」第57号より

現在のヘッド「スーパーグレート」の進化ぶりに驚く

ヒロさんの現在の愛車は2024年に納車されたスーパーグレート
ヒロさんの現在の愛車は2024年に納車されたスーパーグレート

 現在は2024年に納車された、現行より1つ型落ちになってしまうんですが、三菱ふそう「スーパーグレート」に乗っています。ミッションはオートマチック(AMT)になり、かれこれ1年が経とうとしています。

 今回与えてもらった新車は、2017年から販売されているモデルなんで、チョコチョコと変更が入っているとは思うものの「スゲー進化したなぁ」って印象でした。

 最初にビックリしたのは、「キーがない」こと。厳密に言えば「キー」は存在するんですが、四角い「リモコンキー」の中にフツーの「キー」が隠されていて、緊急時を除いて、フツーの「キー」を使うことがないし、意識することもないんですね。

 ロックの解除や施錠はリモコンキーで行ない、エンジンを掛けるときもエアコンスイッチの下側にある穴にリモコンキーを差し込み、「START/STOP」ボタンを長押ししてエンジンをかけます。

 新車が納車されたタイミングで三菱ふそうの人が居てくれて、イロイロと説明を受けることができたのでよかったんですが、もし誰も居なかったら「どーやってンジンをかけるんだ?」と、しばらく悩んでいたに違いありません(笑)。

 次にビックリしたのは「シフトノブがない」ってことでしたね。15年くらい前にUDトラックスのクオンに乗っていたんで、オートマ自体は初めてではなかったんですが、その時はシフトノブもあったし、クラッチペダルもあったからあまり戸惑いもなかったんですが、今回はシフトノブはないし、クラッチもないのでかなり戸惑いました。

 ギア操作は、ハンドルの左側に着いているレバーにあるスイッチで行ない、スイッチを「D」に回せば前進、「R」に回せば後退みたいな感じで、オートマなんで、基本的には自分でギアチェンジはしないんですが、もし自分で変えたい場合は、レバーを手前に引いたり、奥に押したりする感じになります。

 これも、説明を受けなければ「どーやってクルマを動かすんだ?」って考え込んでいたでしょうね。

スーパーグレートのセレクターはステアリングコラムレバーに配置されている(ダイムラーグループと共通化)
スーパーグレートのセレクターはステアリングコラムレバーに配置されている(ダイムラーグループと共通化)

 さて、このオートマの印象ですが、比較対象が15年前のクオンなんで、随分と古いんですが、第一印象としては「良くできてるなぁ」って感じでしたねぇ。

 変速のタイミングも、昔に比べたら悪くないし、停止している時は、ギアが入っていても、完全にクラッチを切った状態になっているらしく、自らギアをニュートラルに入れる必要もないので、ホントにラクです。

 ただ、やっぱりオートマなんで仕方のないことなんですが、「このタイミングでシフトチェンジすんなよ〜」なんてことは多々あります。今はある程度オートマのクセを掴めているので、そのようなことが起こる前に「マニュアルモード」に切り替えて、自分で最適なギアに入れて走っていますね。

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