ステアリングホイール上などについているACCの操作スイッチ。車間距離の調節や、ACCモードのキャンセル、再セットなど手元でコントロールできる(PHOTO:Adobe Stock_Roman)
ACCの国産車における設定上限速度は、装備が採用され始めた当初は115km/hだった。これは、速度上限が時速100kmだった当時の高速道路の事情を鑑みて、国土交通省と自工会、自動車メーカーが示し合わせたもの。上限を時速100kmとしなかったのは、スピードメーターが示す数字と、実際の車速の間にある「誤差」を考慮しているためだ(PHOTO:イラストAC_かにゃん)
日産「セレナ」などに備わるプロパイロット2.0の上限速度は時速100km。高速道路や自動車専用道路で、先行車との車間距離を保ちながら、車線中央付近を走行する支援をしてくれる
スピードメーターが示す車速は、タイヤの外径や、外的要因(追い風、向かい風、ウェット路面など)によって、実車速とは微妙にずれが生じる(PHOTO:Adobe Stock_rehan)
設定上限速度が引き上げられたのには、国内の高速道路の最高速度がかつての100km/hから、一部区間において120km/hに引き上げられたから(PHOTO:写真AC_わたりま)
輸入車については、当初から180km/hやさらにその上まで設定できるのが一般的。また昨今は、国産車においても、レクサスLCのように時速180kmまで設定できる車もある。日本だけで販売しているわけではない(ものも多い)ため、グローバルの基準に合わせて設計したいというのがメーカーの意向のようだ(PHOTO:写真AC_ZKY)
将来的に、高速道路を走るすべての車が車-車間通信機能によって自動制御されることで、ACCからも解放される日が来るかもしれない(PHOTO:Adobe Stock_Zaleman)