取材時に集まってくれた京都大学自動車部のみなさん。当日来られなかった部員も含め、総勢44名の大所帯だ
取材当日、指定された住所に向かうと、西部講堂と呼ばれる建物の隣にガレージを発見。ガレージというより「アジト」「秘密基地」といった雰囲気がクルマ好きにはたまらない!
お話を聞かせてくれた工学部3年生の主将、本田柊太さん。入部のきっかけは、YouTubeで活躍しているOBを見たから。「当時、自動車部は京大にしかないと思っていました」と振り返る
「ピット」と呼ばれる作業エリアは部員の車両で常にいっぱいだ
ピット内は部外者からは雑然として見えるが、おそらく部員たちには何がどこにあるかは瞬時に分かるのだろう
金曜日の部会の様子。部員総数は44人と非常に多く、国際色も豊か。大勢の部員が集まると、専有エリアの駐車場に停めきれなくなるのが悩み
七大戦は個人車で行われるため、部員たちは個々に走行会や地区大会に参加している
かといってそれぞれが孤立しているわけではなく、運転技術や整備について意見を出しあったり、先輩から後輩へのアドバイスがあったりと活発に交流している
ミラージュオーナーが多いのが京大自動車部の特徴。ミラージュを使用する自動車部は多くないが、部員からは熱い支持を集めている
「ミラージュは10台ぐらいです」という現在の保有台数は大学最多レベル。現在も部品は新品で購入可能で、販売店とはすっかり顔なじみとか
治具、工具の類いは引き出しに収められ管理されていた
遠目には雑然と置かれているように見えたタイヤも、新しいもの、古いもの、トレッドパターンごとなど、規則性をもって積まれていた
取材終了後、部員は翌日の走行練習会に向けて支度中。人よりタイヤが幅を利かせるエアコンレスの愛車で下道を走っていった。これが若さか……
クルマ好きなら何時間でも過ごせそうなほど居心地が良い京大自動車部のガレージ。お邪魔しました!
ここからは部員たちの愛車をご紹介。岸 汀和帆さん(理学部4年)愛車:ホンダ インテグラ タイプR 元は初代ヴィッツでダートラをやっていたのですが、ヴィッツだと規定的に苦しく、現代の小型車よりもちょっと古めのパワーがあるクルマに興味があり、インテグラタイプRを選びました。直線が速い点が気に入っています
ホンダ インテグラ タイプR
浅野翔己さん(文学部4年)愛車:三菱 ミラージュ ダートラをやりたくて、先輩が売りに出していたミラージュを買いました。1年生の10月くらいから、丸3年ほど乗っています。一度ハコ替えしていて、半年かけてサビ取りやフルスポット増しを行いました。砂利道や雪道など、悪路に強いところが魅力です
三菱 ミラージュ
峠 陽樹さん(工学部4年)愛車:スズキ アルトワークス 以前はヴィッツでダートを走っていたのですが、ちょうどクルマがなくなったタイミングで、OBの方からアルトワークスをお借りして乗っています。ヴィッツはFFでしたが、こちらは4WDなので、後ろを滑らせて走れるようになりました。新しい経験になってよかったです
スズキ アルトワークス
服部紡久さん(工学部3年)愛車:トヨタ ヴィッツ ダートラとラリーがしたくて、パーツが安いヴィッツを選びました。外装をぶつけても直せばいいと思っているので思う存分突っ込めますが、ホイールベースが短い分、まわりやすいかもしれません。ロールバーなどの安全装備以外はフルノーマルです
トヨタ ヴィッツ