1968年に登場したダッジ チャージャーはリアに大型のウイングを装備。本来の空力効果もさることながら、ルックス面でも強烈なインパクトを残した
1960年代のF1マシンでは、乱れのない空気を当てるためリアウイングは可能なかぎり上方に装着された。だが、これは破損しやすく危険ということで禁止に
フェラーリが1950年代末~1960年代初頭のレースに投入した196ディノSP。なだらかな下降曲線を描くテールにスポイラーが追加されているのがわかる
トランク後端にスポイラーを装着したダッジ チャージャー(1968年)。このサイズでも十分な効果が得られ、空気抵抗の増加も最小限に抑えることができる
ハッチバック車でもルーフ後端にスポイラーを装着するケースがある。写真はVWゴルフだが、このスポイラーはダウンフォース発生より整流効果を狙ったもの
ディフューザーの目的を理解しやすいイラスト。車体の底部を流れてきた空気を拡散して排出し、ダウンフォースを発生させる。その起源はレースカーにあった
ルノー メガーヌR.S.トロフィーに装備されるディフューザー。排気ガスのエネルギーを利用して流速を高めるのがポイントで、これもレースカー由来の手法
セアト レオンのディフューザー。この形状では角度が急すぎてうまく空気が拡散せず、あまり大きな効果は得られない。見た目重視のディフューザーと言える
トヨタ最新モデルのGR86もチンスポイラーを標準装備するが、近年の流行に沿ってサイズは控えめ。中央部は空気を下面に流すために形状が変化している
チンスポイラーといえばこのマシンを思い出す人も多い? 80年代初頭のレースを戦ったスカイライン ターボGr.5は、超大型のチンスポイラーが特徴ひとつ
1968年登場のシボレー カマロZ28 RSには小型のチンスポイラーが装着されていた。加えてリアスポイラーも装備するなど、空力思想の先端をいくクルマだった