3月18日に開幕した大阪モーターサイクルショーで、ホンダが新作ロードスポーツの「ホーク11(イレブン)」を世界初披露。現地取材で青×銀のほか、黒×銀の車体色があることも判明
報道陣に事前に発表されたのは青×銀のみだったが、大阪MCショーで精悍なブラック×シルバーも披露。フロントフェンダーが銀となる。市販版はこの2色設定になるようだ
ブルーの車体色はロケットカウルを縁取るシルバーがクール。フロンントフェンダーは青だ
「ネオスポーツカフェ」を標榜する直列4気筒ネイキッド、CB1000Rと雰囲気は近いが、とにかく新しいスタイルのホーク11
CB1000Rと共通イメージのリング状LEDデイライトが印象的な顔。スクリーンは低く、車体も全体的にスリムだ
ロービームで上側のみ、ハイで全灯が光る。ウインカー、ナンバー灯を含め、灯火類は全てLEDだ
最大の特徴であるロケットカウルはFRP製。ホンダ車の採用例は往年のVFR750R(RC30)などレーシーなモデルに限られる
ミラーはカウルステーにマウントされ、レバーの下から出ている。ハンドルバーエンドのミラーは他車でもあったが、車体から生え、この位置にあるのはレアだ!
エッジが立ち、ボリュームのあるタンクカバーは樹脂製。ホークIIの丸みを帯びたヤカンタンクとは全く似ていない
ベースとなったNT1100(左)とCRF1100Lアフリカツイン。基本設計を共有しながら全く異なるジャンルのマシンを造り出すのはホンダのお家芸だ
ホーク11は、コンパクトなユニカムSOHC4バルブと電子制御スロットルを与えたアフリツイン由来の水冷1082cc並列2気筒を搭載
六角形状のマフラーはNT1100と外観が共通だが、より角度がアップに。最大バンク角も深くなっているハズだ
横剛性を抜いて適度にしなり、軽さを追求したアフリカツイン(写真)およびNT1100のスチール製メインフレームを共有するようだ
ニッシン製対向4ポットフロントキャリパーやキャストホイールはNT1100と共通だろう。フロントのタイヤサイズは120/70ZR17
ブレーキマスターのシリンダーは、よりダイレクトな操作感のセミラジアルタイプを採用。カップタイプのリザーバータンクもホークならではの装備だ
NT向けに新設計された鋳造アルミ製スイングアームを踏襲している模様。リヤタイヤは180/55ZR17で、ツーリングとスポーツに適したダンロップGPR-300を履く
シート下にはETC2.0を搭載。NT1100と同様に標準装備となるか。ナンバープレートホルダーには荷掛けフックも用意される
身長170cm体重65kgのライディングポジション。ハンドルはトップブリッジ下にあり、ネイキッドより拳一個程度低い。垂れ角はあまりなくフラット。ステップもNTより後ろ気味だ
タンク後端とシート下はスリムながら、かかとが4~5cm浮く。ミラーは慣れれば問題なさそう。またがった印象ではNTより軽く、サスは標準設定でソフトだった
メーターはレブル1100と同じユニットのようだ。ライディングモードはスポーツ、スタンダード、レインのほか、任意設定できるユーザーの4種類で、こちらもレブルと共通