国内で新型ダックス125の画像が公開されると同時に欧州でST125ダックスの全容が発表された。車両のディテールや詳細なスペックも明らかになったので、ここに解説を掲載したい。
スペックで気になるのは、わずか2.5Lだったオリジナルダックスの燃料タンク容量がどこまで拡大されるかだが、3.8Lと約1.5倍に増量。航続距離は242kmに達し、これで安心してツーリングに行くことができる!?
文/市本行平、写真/HONDA
【画像ギャラリー】新型ダックス125のライディングポジションは大人でも余裕だ(19枚)画像ギャラリー鉄プレスフレームは本物の証、遠心クラッチ式4速ロータリーミッションで確定
ホンダが欧州でダックス125をリリースする上で強調するのは、「本物」のレトロであること。それはネーミングの由来となったT字型フレームに象徴されているとしている。
新型ダックス125のT字型フレームは最新技術が注がれたプレス鋼で構成され、美的ディテールに本物の質感を与えるとともに、燃料タンクを収容する機能も果たしている。また、スチールフレームを採用しつつ車重は107kgとモンキー125の3kg増に留めている。
エンジンは、スーパーカブC125と同じ4速ロータリーと発表されたが、最高出力は9.4PSとC125の9.8PSよりも低い数値となった。ただし、最大トルクは1.1kg-m/5000rpmとC125の1.0kg-m/6250rpmを上回り、低中速に振っていることが分かる。
タンク容量はオリジナルダックスで2.5Lしかなかったのが、3.8LとスーパーカブC125の3.7Lを上回る容量を確保。WMTCモードの燃費は67.3km/Lを確保しているので、航続距離は242kmとなり、ツーリングにも行ける実用性を確保していることが分かる。
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