シリンダーを左右に振り分けて斜めに配置するV型エンジンもレシプロエンジンの一種。V型エンジンには、排気量を確保しながら全長を短くでき、横幅も詰められるというメリットがある
画像の水平対向エンジンもまた、形式としてはレシプロエンジンに属している
スバル BRZやトヨタ GR86に搭載される4気筒ボクサーエンジン。重心高を抑えることができるのもボクサーエンジンのメリットで、直列エンジンなどと比べて振動も少ない
フェラーリ製ティーポ105エンジン。一見ボクサータイプに思えるが、実は左右のピストンがクランクピンを共用する180度V型12気筒エンジンだ。このタイプは振動に関する理由から12気筒に限定される
フェラーリ512BBi。車名にボクサーが入っているが、実際に搭載されたのは180度V12エンジン
マツダ製ロータリーエンジン。レシプロエンジンのピストンに代わっておにぎり形状のローターが回転する。市販車ではマツダのみが実用化にこぎ着けた技術だ
ロータリーエンジンでは、おにぎり型ローターの周囲の空間で混合器を燃焼させて回転力を生み出す。写真中央に見える歯車付きのシャフトがエンジンの出力軸となる
ロータリーエンジンと言えば、忘れてはいけないのがこのRX-7シリーズ。左の3代目FD3S型と右の2代目FC3S型ともに現在でも高い人気を保っている
世界で初めて本格的なロータリーエンジンを搭載した市販車のマツダ コスモスポーツ
メルセデスベンツ製ディーゼルエンジンのカット図。ディーゼルもまたレシプロエンジンの一種と言える
1923年に登場したベンツ製トラック用ディーゼルエンジン。基本構造は現代のそれに通じる
トヨタ MIRAIの動力イメージイラスト。酸素は空気中から、水素は車載された水素タンクからとり入れる
こちらは内燃機関の水素エンジンを搭載したトヨタ ヤリスのテスト車。MIRAIと同様に水素を燃料とするが、発電ではなく水素を燃焼させて動力を生み出している
トヨタ製水素内燃エンジンのイメージ。燃料電池車とは異なり、従来のガソリンエンジン技術の延長線上に水素エンジンがあるが、まだまだ発展途上の技術でもある
マツダでも自社のロータリーエンジンを水素燃料仕様に変更してテストを行っていた。写真は水素を供給する水素ステーションに駐車された水素エンジン搭載のRX-8だ