【インナードアハンドル】最近見たクルマの装備のうち、筆者が「今後流行りそうだな」と感じたアイテムが、インナードアハンドルの電動化だ。レクサスの新型NX・RXに搭載された「e-ラッチシステム」は、インナードアハンドルを引く代わりに、ドアに付いたe-ラッチ用のスイッチを軽くタッチすることで、ドアラッチが開錠する。その後はいつも通り、ドアを押して開くだけ
新型NX・RXにはインナーレバーが残されているが、採用が進めば、いずれ消えていく可能性もある(もしくはより目立たない場所へ移動する)だろう。外側のドアハンドルも同様に、グリップの内側にあるスイッチでラッチ解除ができるようになっている。荷物が多いときなどは、力がほとんどいらずにラッチが外れてくれるのはありがたい
【ワイパーレバー】ステアリングホイールの後ろ側にある必要はない。ステアリングホイールにスイッチを設けた方が、操作も楽になり、レバーが無くなることでステアリングホイール周りもすっきり。安全性も上がるだろう(PHOTO:AdobeStock_yasuyasu99)
【ヘッドライトオン/オフスイッチ】基本的には「常時AUTO」でいいわけで、操作する必要性はあまりない。ヘッドライトについては、「オートライト機能は手動による解除ができない構造であること」という新たな保安基準が適用となっており、走り出すと自動的に点灯するのが義務。信号待ちや駐車場でヘッドライトを消したい場合に対応できるよう、一次的にオフにするプッシュスイッチを設けておけばよいだろう
【アナログメーター】狭い液晶スペースで、スイッチ操作ひとつで画面表示を切り替えられることのメリットは大きい。ただし、デジタルメーターとなった後でも、アナログメーター風の表示は継続されていくだろう。運転をしている最中に、視界の端で針の位置が分かるので、凝視せずとも直感的に速度や回転数が分かるのは代えがたいメリットだからだ(PHOTO:AdobeStock_masahiro)
【スマートキー】既に採用を始めているメーカーもあるが、スマートキーは、スマートフォンにスマートキーの機能を持たせたデジタルキーになっていくだろう。スマートキーのメリットは、カバンからキーをいちいち取り出さずとも、クルマのロック・アンロックができることだが、スマホで操作可能となれば、荷物はさらに減らせる。ますますスマホが手放せない時代になるだろう