■32.6mってプールより長いな…!!! スケール段違いの大型特装車をギャラリーでチェック!!!
ピアース アセンダント107フィートはしご車…ピアース社はウィスコンシン州の大手消防車メーカーで、ウワモノの消防装置や資機材収納庫付ボディだけではなく、専用シャシーも生産している。「アセンダント」はオリジナルシャシーの一つで、はしご車用に開発されたものだ。→
→写真の107フィートモデルは、アーティキュレート型シャシーの最大揚呈高32.6mはしご車だが、はしご装置は前側シャシーに架装、長い後側シャシーは60度に折ることで、はしご展開時の安定性を大幅に高められる効果があり、通常車では得られない広大な作業範囲を実現する
マック グラナイト・ダンプ…マックのクラス8ボケーショナルトラック「グラナイト」ベースのダンプ。本来は3軸6×4車だが、積載によって軸重(車軸1本にかかる重量)が超過しないよう、ホイールベースの間にエアリフト式車軸3本を艤装している
マクネイラス CNGミキサー車…ミネソタ州のマクネイラス社は、塵芥車とミキサー車に強い特装車メーカー。市街地走行の多いミキサー車のために圧縮天然ガス(CNG)専用の燃料配管を開発したモデルもあり、写真はケンワースの旧型W900ベースである
オートカー DC-64R ロールオフ車…老舗トラックメーカー・オートカーのクラス8ボケーショナル「DC-64R」に、ウインチ式コンテナ脱着システム(ロールオフ)を架装。日本では使用例がごく少数のロールオフ車だが、アメリカでは廃棄物輸送で活躍している
フレイトライナー 114SD テレックス穴掘車…フレイトライナーのクラス8特装ベース車「114SD」に、テレックス社製ディッガーブームユニット(油圧式ドリルユニットを装備した3段テレスコ式ブーム)を架装した穴掘り専用の作業車だ
ボストンスチール DEFローリ…マサチューセッツ州の特装車メーカーが製作した尿素SCRの尿素水溶水(米国ではDEFと呼ぶ)運搬用ステンレス製13.6kLタンクローリ。ベース車はケンワースのクラス8車「T680」である
リープヘル 50M5XXT…欧州の世界的建機メーカー・リープヘルは米国でも普及している。写真は2018年発表の50m級コンクリートポンプ車「50M5XXT」で、ベース車はマックのクラス8キャブオーバー・ボケーショナル「テラプロ」の8×4(追加1軸付)シャシーである
ヘイル ハーフパック ローライダー・キュロットカン…ヘイル社はテネシー州の大手塵芥車メーカー。写真は、フロントアームにサイドローディング式ごみ回収装置を装着したもので、さらにアームを振り上げてリヤの圧縮装置に投入する。ベース車はマックのクラス8車「LR」
ナショナルクレーン 800Dブームトラック…米国独特のトラックが「ブームトラック」で、平床荷台にポツンとクレーンを架装するこの形態が、広く用いられている。写真は20・8t吊4段ブームの「800D」と呼ばれるクレーン。写真のベース車は、インターナショナルの「HV」クラス8.6×4モデルである
ミラーインダストリーズ センチュリー7035 レッカー車…テネシー州のミラーインダストリーズはレッカー装置専門メーカーで、日本にも輸入されている。写真は大型レッカー装置「センチュリー7035」を、インターナショナルのクラス8車「ローンスター」に架装したものだ
リンクベルト 120HTトラッククレーン…140年の歴史をもつクレーンメーカー・リンクベルト(実は住友重機械の子会社)の最新120t吊トラッククレーン。→
→日本では稀なワンサイドキャブだが、米国では健在で、2021年発売の「120HT」ではこのキャブを新開発、1人乗りの室内空間が拡大された。4軸8×4シャシーもクラス初の総輪エアサス・総輪ディスクブレーキを導入している