走行15万kmはひとつの目安になる。このくらい乗ったクルマは各部の疲労に気をつけたい
写真は2012年登場のスバル XV。年間1万km程度走行するユーザーは多く、そうしたユーザーの所有車が2022年に走行10万kmを迎えることになる。しかし、まだまだ元気な車両ばかりだ
写真の2代目マツダ アクセラがリリースされたのが2009年なので、この時新車登録していれば今年で13年目。継続して乗る場合は自動車税と重量税の金額が上がってしまう
かつては新車登録から10年以上経過したクルマは毎年車検を受ける必要があった。現在この制度は廃止されているが、車検でなくても古くなったクルマの状態には常に気を配るのが長く乗る秘訣だ
自動車税もクルマ買い替え判断のひとつの基準になる。下取り価格などとあわせて総合的に判断し、自分自身でクルマの寿命を決めるという考え方もある
「ネオクラシックカー」とも呼ばれていまだに人気の衰えない日産 R34型GT-R。程度の良い個体は新車販売時以上の高値で取り引きされているが、こうしたケースはきわめて珍しい
トヨタ AE86カローラレビン&スプリンタートレノのリヤドライブシャフト。このパーツは人気車の部品を復刻する「GRヘリテージパーツプロジェクト」の一環で再度生産されたもの
専用設計のトランスミッションを採用していたクルマでは、補修パーツが入手できないと経年で故障した際に修理不能になる。それがクルマの寿命を決めてしまう場合もある
かつては快調に走ってくれた愛車も、なんとなく“キレ”がなくなってきたと感じたら要注意。クルマも機械である以上、走行に従って各部が疲労するのは否めない
エンジンオイルの消費が増えているのも危険なサイン。これがエンジンの劣化(=寿命)に起因する可能性もある
サスペンション回りの疲労は乗り心地の悪化となって表れる。“ふんばり”がなくなってきたら注意しよう
タイミングベルトが消耗すると“キュルキュル”といった異音が発生する。これは劣化のサインなので聞き逃さないように。減ったベルトは新品に交換するしかない
タイミングベルト警告灯が点いたら要確認
タイミングベルトの交換は走行10万kmが目安と言われている
安全に直結するブレーキも、常日頃のチェックを欠かさないこと