銀行系ローンと比較すると金利は少し高めだが、なんといっても手続きが簡単。審査も通りやすくて結果がすぐ出るのが魅力だ
ディーラーローンを薦められるのは、もちろんディーラーの利益になるから。ただし、保証料が購入者負担になったり、繰り上げ返済で手数料がかかる場合もあるのでチェックしたい
少しでも安い金利を求めて、金利が上がるリスクを負いつつ変動金利を選ぶか。それとも十分安いと判断して固定金利を選択するか。損と得の分かれ道がここにある!
世の中の物価を最も如実に表すのが食料品とガソリンだ。一般的な消費者物価指数(コアコア)にこれらの価格が採用されないのは、あまりに極端にその値が変わるからだ
1万円を預けたら1年後に1万400円になる銀行(アメリカ)と、1万23円にしかならない銀行(日本)があったらどちらに貯金する? アメリカの銀行に貯金するためには、まずは手元のお金(円)をドルにする(買う)必要がある。つまりこれが円安ドル高になる理由だ
日銀が大きな方針転換をしていない現状では、日本の金利(固定と変動)は先進国で最も低い。その低金利をローンの完済時までずっと享受できるのが固定金利のメリット。固定金利よりももっと安い金利を享受できるのが変動金利のメリット。さて、どちらを選ぶ?
ウクライナ戦争の余波でモノの流通が停滞し、世界的なコスト高による物価上昇が発生。それを抑えるために他国は政策金利を上げた。結果、金利上昇による企業の収益減を予想する投資家が株を手放し株価が下落。同時に、低金利政策のままの日本と金利差が開き、円安ドル高に。世界経済は桶屋のようにつながっているのだ
残価設定ローンはフルローンに比べて金利が安いというメリットがある。ただし、将来的に一括返済する予定の残価にも、実は金利がかけられる。また、ディーラーローンでは、ローンを完済するまで車両が自分のものではない、ということも確認しておきたい
銀行系マイカーローンは、金利は安いが審査が厳しい。一方、ディーラーローンは、金利はちょい高だが審査がゆるめですぐに完了する。銀行で事前審査を受け、ダメだったらディーラーへ相談するという手も考えられるだろう