現金や不動産はすぐに遺産相続の対象だと思い当たるが、クルマは意外と失念しがち。もちろん故人所有の自動車も相続財産となる(adrian_ilie825@AdobeStock)
家族や親戚縁者でひととおり相続の話を終えたあとで、「そういえばクルマは……まあいいか。こちらで処理しておこう」などと判断すると、後で思わぬ遺恨を招かないとも限らない(J_News_photo@AdobeStock)
車のオーナーが亡くなったら、まず車検証の「所有者」の欄を見る。ここに故人の名前があれば、相続手続きを行う必要が出てくる(ELUTAS@AdobeStock)
相続人が決まったら名義の変更だ。登録車の場合、遺産分割協議書を作成する必要がある(mapo@AdobeStock)
登録車の相続には、本文で挙げた多くの書類が必要になる。軽自動車の場合は登録車よりも少し簡単になる(koni film@AdobeStock)
意外と複雑な自動車の相続。やはり「終活」として遺言書を作成し、次に乗ってほしい人は誰かを指名しておくのが、残された人のためにも最善の方法かも知れない(takasu@AdobeStock)
ローンの支払期間中、ディーラーが一時的にクルマの所有者となっている状態を「所有権留保」の状態という。ここからの名義変更は意外と簡単に済むこともある。ローン完済後も「所有権留保」の状態にしておくのは面倒な相続手続きを避けるという意味ではひとつの裏技ともいえる(littlewolf1989@AdobeStock)
近年さかんになっている「終活」だが、愛車のことも忘れずに終活の一部に加えたい。生前に深い愛情を注いだクルマでも、天国に乗って行くことはできない。せめて残された愛車の身の振り方くらいは決めておきたいものだ(78art@AdobeStock)