ボルボ EX30(左)とホンダ WR-V(右)。価格帯もパワートレーンも対照的なこの2台を水野和敏氏が斬る!
ボルボ EX30のインパネにメーターパネルはなく、センターモニター画面に速度も表示する
東南アジアで販売するコンパクトカーをベースに開発されたホンダ WR-V。パネルの接合部などに製造の粗さがある
安くていいクルマというホンダ WR-Vの企画はいいと思うのだが、プレミアムゾーンのクルマが日本国内で売れてほしい
ボルボ EX30のフロントサスはキャスターをほとんど付けない設計。転舵時のネガティブキャンバーも小さい
オーソドックスなWR-Vのインパネ。素材は安価だが色合わせなどは上手にやっている
ボルボ EX30の後席。座面も背もたれもクッションの反力が弱く、身体がしっかりとホールドされない
ホンダ WR-Vの後席。座面とフロアの高低差に余裕がありリラックスした姿勢で座れるが、座面がやや滑る
WR-Vは全体的に仕上げが粗い印象はあるものの、約210万円という販売価格を考えればよく仕上げてきた。ボルボEX30は新しさの表現なのだろうが、運転している感覚が希薄で、運転する楽しさを感じさせない
WR-Vは全高が1650mmあり、100mm低いボルボEX30と比べてボリューム感がある
ボルボ EX30に水野さんは86点をつけた。冒頭から異を唱えていたタブレット状のタッチパネルと、フロントタイヤの接地感不足が不満要素だ
全長4235mmでホイールベースは2650mm。サイズ感としてはヤリスクロスやキックスに近い
タッチパネルはブラインド操作がしにくいため、どうしても運転中の操作で集中力をそがれる。「物理的なスイッチのよさを見直すべき」と水野さん。「速度計をこの小さなモニターに表示させたのも理解に苦しむ」と、安全に関わる部分だけに手厳しい
272ps、35.0kgmのモーターで後輪を駆動する
ボルボ EX30
ボルボ EX30
ボルボ EX30
ボルボ EX30
ボルボ EX30
ボルボ EX30
ホンダ WR-Vに水野さんは89点をつけた。安くていいモノを提供しようという目的は達成されているが、エンジンの振動が気になる部分も
全長4325mmでホイールベースは2650mm。全高が1650mmあるので大柄に見える
やや粗い仕上げのエンジンが水野さんには気になった。3000rpm付近でハンドルとフロアに振動共振が出る
118ps、14.5kgmを発揮する1.5L直4エンジンを搭載する純内燃機関車だ
ホンダ WR-V
ホンダ WR-V
ホンダ WR-V
ホンダ WR-V
ホンダ WR-V
ホンダ WR-V
ボルボ EX30