免許を初めて取得した「新規取得者」=いわゆるグリーン免許の人や、「一般」と同じブルー免許であっても、継続して免許を受けている期間が5年未満の「初回更新者」や複数の交通違反や人身事故を起こしてしまった「違反運転者」、70歳以上の高齢者ドライバーは、オンラインでの講習を受けることができない
オンライン講習を受講するには、本人確認のためのマイナンバーカードが必須。受け取りの際に登録したパスワード(署名用電子証明書用暗証番号)の入力も必要となるため、前もって確認しておこう
オンライン講習では、講習動画のチャプターごとに顔写真の撮影が必要となる。スマホやノートパソコンなど、はじめからインカメラが搭載されている機器であれば問題ないが、デスクトップパソコンなどでは外付けのWEBカメラを別途用意しておく必要がある
スマホを使ってオンライン講習を受講する場合は、使用している機種がマイナンバーカードを読み込むことができるNFC機能に対応していることが必要。SuicaやPASMOといった交通系ICカードや、nanacoやWAONなどの電子マネーの残高を読み取れる機種であれば問題ない
オンライン講習をパソコンで受講する場合には、WEBカメラに加えて、マイナンバーカードを読み取るためのICカードリーダーも必要。e-Taxを利用して自宅から確定申告をしているという人であれば、そのICカードリーダーがそのまま利用できる
免許更新時の手続きがオンライン上でできるのは、今のところ法定講習のみ。視力測定などの適性検査や顔写真の撮影、新しい免許証の交付といったことは、警察署や運転免許センターまで出向いて行う必要がある
警察署や運転免許センターでの免許更新では、免許区分が「優良」であれば30分、「一般」の場合は1時間の講習が必要とされている。オンライン講習であれば受講のタイミングを自分の空き時間に合わせられるうえ、あらかじめ受けておくことで、免許センターなどでの滞在時間を短くできるメリットがある