スマホに夢中になっている歩行者の場合、たとえ信号がある横断歩道でも、赤信号に気づかずに渡ってきたりすることもあるため要注意だ。とはいえ、歩行者側が交通弱者と見なされるため、クルマのほうが過失を問われる
横断禁止の標識があったのに……と言っても、人身事故を起こしてしまったら、クルマ側が悪いことになってしまうことがほとんど
高齢者の場合、横断歩道を渡り切れないこともあるため、青信号になったからといって、猛スピードで横断歩道に突っ込んでいくのは危険。たとえ赤信号を渡っていたと主張しても高齢者は「判断能力や行動能力の低い者は特に保護する必要がある対象」になっているため、過失割合が大きくなってしまう
歩道橋などでしか横断ができない、次の横断歩道までの距離が長いなど、幹線道路は無謀な横断者が出没しやすい危険地帯。過失割合は下がるものの、ゼロになるケースは超レア。理不尽さは感じるが油断は禁物
意外かもしれないが、夜道での事故の場合、歩行者側がヘッドライトの灯りでクルマが来ることが気づきやすいということから、クルマ側の過失割合が低くなることもある
目視で歩行者が確認できなくても横断歩道を通過する際にはスピードを落とすことが賢明
渡ってはいけない道路であっても、人身事故を起こしたクルマの過失割合は大きくなる。相手が子どもであればさらにその割合が大きくなるおそれがある