数々の変革を盛り込んで生まれた新型フォレスター。その刷新ぶりはドアにも表れている。ポイントは車内から見える内張り。いったい何をやったのよ!!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:スバル、ベストカーWeb編集部
後席ドアの内張りは前席ドアと同じパターンが多いが……
新型フォレスターのインテリアは、SUVらしいタフさが売り。各所に、頑丈で安心感のある力強い立体構成が盛り込まれており、同時に品質の高さを感じさせる作り込まれた素材表現も行われている。
そんなこだわりの一つにドア内張りのデザインがある。
一般的にクルマのインテリアデザインは、乗員が向き合う正面のダッシュボード回りを軸にデザインされ、そのコンセプトを左右のフロントドアへと拡張することが多い。後席のドアの内張りは、そのフロントドアのコンセプトをさらに延長または反復して、同じテイストに仕上げるのだ。
先代フォレスターを見てみればよく分かる。正面のダッシュボードをそのままドアまで一体でデザインして繋がり感を出しているのだが、その意匠が後席ドアにもそっくり繰り返されているのだ。
【画像ギャラリー】なんとその手があったか!! [新型フォレスター]の前後ドアに隠された[大変革]とは(8枚)画像ギャラリー後席独自の内張りデザインを作成!
ところがこのデザイン、後席に座る人から見るとありがたみが少ない。後席からは前席のドアトリムはあまり見えないし、前席と後席の間にはBピラーがあって、たいていここでデザインの連続性が断ち切られてしまうからだ。
そこで新型フォレスターはどうしたか。なんと前席ドアの内張りのイメージは残しつつ、後席ならではのデザインを別途起こしているのだ! ドアオープナーのあるフロントドアの色の切り換え部分がBピラー手前で一度終わり、後席ドアはドアの途中からその切り替え部分が再び立ち上がるようなイメージだ。
これを後席の同乗者が見ると、後席独自のおもてなし感があって心地いい。もちろんドアポケットなど機能性はいっさい失われておらず、ペットボトルの挿せる場所も使いやすい位置に工夫されている。
これなら仲間や家族とのドライブも快適にすごせそう。新型フォレスター恐るべし!
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