「ダイナミックな走りの躍動感と気品・優雅さ」を感じさせる4ドアハードトップスタイルは、当時大流行したセンターピラーレス仕様。スポーティグレードのタイプII-Sには専用のエアロパーツやフードオーナメントが装着された(シーマ)
「くつろぎ、優しさ、心地よさ」を感じさせるゆとりある居住空間を目指したインテリア。各部に肌触りの良い天然素材を用い、乗る人がすっぽりと包み込まれたような安堵感を覚える新造形の丸みあるシートを採用する(シーマ)
3リッターV6ターボのVG30DETは、255ps/35.0kg-mを発揮するハイスペックユニット。ハイフローセラミックターボを採用することで、ターボ車の弱点であるターボラグを軽減し、優れたレスポンスと国産車屈指のハイパワーを両立する(シーマ)
ダイナミックでエレガントなスタイルは、細部にまで風の流れをチェックした新曲面フォルムを構築。その結果、セダンで世界最高クラスの空力性能を実現し、Cd値は0.29を達成。塗装は5コート(一部6コート)の高品質なものだった(セルシオ)
欧州のプレミアムサルーンにも見劣りしないボディは、新開発の制振鋼板の採用などにより超一級の静粛性を確保。サイドパネルに大型ワンピースパネルを採用することで、ドアを開けた時にも継ぎ目のない美しい仕上がりになっている(セルシオ)
インテリアはおおらかな曲線を用いた造形で、天然素材と相まって乗員を温かく迎えてくれる空間に仕立てられている。スモークレンズで覆われ、イグニッションONで文字が浮かび上がるオプティトロンメーターは世界初の装備だ(セルシオ)
エンジンは、トヨタのハイメカツインカムシリーズの頂点にたつ4リッターV8の1UZ-FE。高性能・高効率を実現するとともに、各部の加工精度を高めることで圧倒的な静粛性も手に入れた。さらに、4リッタークラスとしては画期的な低燃費も達成(セルシオ)
ボディと一体化したインテグラルリアスポイラーや、各ランプの色調を近づけて一体感を表現した多重レンズ式リアコンビランプが特徴。長く低いテールエンドは、空力特性向上に効果的なだけでなく、ラゲッジスペースの確保にも寄与している(NSX)
インパネから続く大型コンソールで運転席と助手席を分割し、ひとり一人を包み込むダブルサラウンドコックピットを実現。スーパースポーツといえどもハイクオリティな居住空間で、高級感とともに落ち着きややすらぎ感も提供してくれる(NSX)
搭載されるのは、新開発3リッターV6のC30A。VTEC機構を軸に、チタンコンロッドやダイレクト点火方式などを採用し、ハイパワーとハイレスポンスを両立。ちなみに、1997年のマイナーチェンジでMT車は3.2リッターのC32Bへ変更された(NSX)
ロングノーズとコンパクトなキャビンが特徴的なスタイリングは典型的な高級パーソナルクーペといった雰囲気で、現在でも十分に通用する美しさ。スリークなフロントマスクや流線形のミラーが、空力性能向上に貢献している(ユーノス・コスモ)
クーペながら4815×1795×1305mmという大柄なボディサイズで、迫力のワイド&ローフォルムを構築。20B-REW搭載車はマフラーフィニッシャーが4本出しとなる。ちなみに、ルーフ後端の中央部にあるのはCCS用のアンテナだ(ユーノス・コスモ)
「上質で豊かな気分になれるラグジュアリーな空間」を目指したインテリアは、本物志向で厳選した高級素材を使用。水平基調のインパネにはイグニッションONで浮かび上がるメーターやタッチパネル式スイッチが採用され、近未来的なイメージだ(ユーノス・コスモ)
量産車初となった3ローターロータリーエンジンの20B-REWは、低速側と高速側で異なるサイズのタービンを採用するシーケンシャルツインターボ仕様。V12に匹敵する滑らかなフィーリングとともに圧倒的なパワーも味わえる唯一無二のエンジンだ(ユーノス・コスモ)
3ナンバー専用として開発されたロー&ワイドのボディは、ダイナミックなスタイリングと優れた空力特性を実現。全長4625mm、全幅1770mm、全高1300mmというスリーサイズで、高級パーソナルクーペとしての品格や優雅さを持ち合わせている(アルシオーネSVX)
すべてのウィンドウに3次曲面ガラスを用い、ピラーを露出させずにグラス・トゥ・グラスで構成したラウンドキャノピーは、ジェット機がモチーフ。トランクリッドは樹脂成型の一体構造とすることで、鉄板では不可能な複雑な形状を実現した(アルシオーネSVX)
インテリアは「ロングツーリングでも疲れの少ない、ゆとりと開放感のある居住空間」がテーマ。インパネはやわらかな曲面でデザインされ、人間工学に基づいたスイッチやレバーの配置により、触れるだけで操作できるよう配慮されている(アルシオーネSVX)
ロングツーリングでの疲労軽減を目指し、ボリューム感のある造形とともにホールド性に優れた形状の前席を採用。後席は、シート構造を工夫したり樹脂製燃料タンクを採用して床面を下げることで、ゆとりある空間を確保している(アルシオーネSVX)