2025年9月13日(土)、14日(日)、富士スピードウェイにて2Daysで開催された「FUJI 86/BRZ STYLE 2025 with 頭文字D」および「頭文字D World Summit 2025」。伝説のクルママンガ『頭文字D』(しげの秀一著/講談社刊)連載開始30周年を記念するこのイベントには、多数のパーツメーカーの出展もあった。今回はその中からGR86/BRZ、そしてAE86向けのパーツを展示していたブースをピックアップして紹介していく。
文、写真:西川昇吾
名門シートメーカー「BRIDE」ブースで新製品が登場
名門スポーツシートメーカーBRIDEのブースでは、登場したばかり(2025年10月1日から受注開始)の「GIASⅢ REIMES」を装着したBRZが展示された。
リクライニング機構を備えて快適性を確保しながらフルバケシートに匹敵するホールド性を持つGIASⅢは、BRIDEの中でも人気の高いアイテムだ。
そんなGIASⅢを高級スウェード調生地でフルカバーしたのが、このGIASⅢ REIMES。インテリアに高級感を与えながらも、ホールド性を確保したいという人にピッタリのシートと言える。
2日間BRIDEブースを手伝い、正統派レースアンバサダーを目指して奮闘中のモデル遠宮早織さんもお気に入りのようで、「このBRZで富士まで自走移動してきたんですけど、ワインディングでもしっかりとホールド性してくれます! あと、カラーバリエーションも3色あって、クルマによってカラーコーディネートが楽しめるのが好きなポイントです!」とGIASⅢ REMESの良さを力説してくれた。
『MFゴースト』の所縁のデモカー&パーツも登場
頭文字Dの後継作品であるMFゴーストでは、主人公の愛機としてトヨタ86が大活躍する。この作中で活躍する86のレプリカモデルがブリッツブースでは展示されていた。外装はもちろん、機能的なパーツも作中に登場する86に沿ってチューンアップされた1台は、多くの来場者の注目を集めていた。
そして、この86と同じパーツがイベント特価となっていた。それは車高調整式サスペンション「DAMPER ZZ-R」だ。なんとイベント限定価格の40%オフで販売していた。
このような特価品を見つけられるのもイベントの醍醐味と言える。DAMPER ZZ-Rはエントリーユーザーが多いリーズナブルなモデルでありながら、減衰力が変更できるのが嬉しいポイント。さらに車内から減衰力を変更できる「DAMPER ZZ-R Spec DSC Plus」も用意されている。
FUJITSUBOは『頭文字D』好きにも『MFゴースト』好きにも新製品を用意
現行のGR86/BRZ、そして先祖であるAE86、どちらに対しても新たなアイテムを用意して展示していたのがFUJITSUBOだ。まず現行GR86/BRZ向けアイテム、チタン製マフラー「A-RM チタニウムモデル」関して。
形状はストリートユースも加味した特性となっているステンレス製A-Rのものをベースとし、素材をチタンへ変更。これにより純正マフラーの16.4㎏から大幅にダイエットした9㎏という重量を実現した。なお、メインパイプ系はステンレスのA-Rの65φから70φへと拡大されている。10月1日受注開始、11月下旬デリバリーの予定だ。
そしてAE86のフルエキゾーストシステム「EPU」を装着した個体も展示されていた。コチラは2月の横浜で開催されたノスタルジック2デイズでも展示されていたが、10月14日のデリバリーを目前に控えた最終仕様となっていた。
以前からの変更点はエキゾーストマニホールドからの熱を防ぐ遮熱版が追加されたことだ。これはAE86ユーザーからの声を受けての追加とのこと。また、EPUの付属品であるヘッドガスケットも参考出品されており、コチラは単品での発売を検討しているそうだ。
ほかにも多くのパーツメーカーやショップがGR86/BRZ、AE86向けのパーツを展示していた。実際に装着された車両も多く、装着イメージが掴みやすいのもこのようなイベントの嬉しいポイントと言える。GR86/BRZはもちろん、AE86のチューニングもまだまだ進化していきそうだ。来年の各社の展示も楽しみだ。















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