若いクルマユーザーはもちろんだが、息子や娘が運転免許を取ったというような場合も、自動車保険は一番若い運転者に合わせた契約になりがち。それ自体はやむを得ない(子供の成長は喜ばしい!)が、長期間契約をそのままにしておくのはもったいない。運転者が一定年齢になったら保険の見直しを考えよう。ポイントは21歳と26歳だ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トビラ写真=Paylessimages@Adobestock)
【画像ギャラリー】保険料が安くなるのはこんなとき!(4枚)画像ギャラリー21歳と26歳は節目の儀式! 年齢区分で変わる驚きの保険料
自動車保険の保険料を決定する大きな要素の一つに「年齢条件」がある。統計的に若年層ほど事故率が高いというデータに基づき、運転者の年齢を制限することで保険料を割り引く仕組みだ。一般的には「全年齢補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」、さらには保険会社によって「30歳以上」や「35歳以上」といった区分が設定されている。
ここで注目すべきは、多くの保険会社において、この年齢条件の変更は「更新時」でなくても可能という点だ。例えば、それまで21歳以上補償で契約していた子供が26歳の誕生日を迎えたとする。26歳以上補償に切り替われば、リスク区分が一段階下がり、保険料はグッと安くなる。このタイミングで保険会社に電話をして条件変更を行えば、その日から解約返戻金のような形で差額が戻ってくる、あるいは月々の支払額が下がるケースが多いのだ。
もちろん、すべての自動車保険にこの年齢区分があるわけではない。最近の外資系やダイレクト系保険の中には、1歳刻みで細かく算出するタイプや、年齢区分自体を設けていないプランも存在する。しかし、国内大手損保を中心に多くのシェアを占めるプランでは、この21歳や26歳という「境界線」が金額を左右する大きな分岐点となっている。もし、家族や自分がこの春に誕生日を迎えたのであれば、証券を確認しない手はない。数万円単位の節約ができる可能性を秘めているのだから。
家族構成の変化も見逃すな! 「限定範囲」のリセットでさらに得する
年齢条件とセットで見直したいのが「運転者限定」の範囲だ。4月から子供が一人暮らしを始めたり、逆に実家へ戻ってきたりといった変化はないだろうか。例えば、今まで子供が運転するために「家族限定」や「年齢制限なし」に設定していた場合、子供が別居して自分専用のクルマを持つようになったなら、親の保険は「本人・夫婦限定」かつ「30歳以上補償」といった具合に、最も安い設定へ戻すことができる。
逆に、別居した未婚の子が帰省中に運転する場合、多くの保険会社では「年齢条件」の対象外となるルールがある。つまり、親が「26歳以上補償」にしていても、別居している未婚の20歳の息子がたまに帰ってきて運転する分には、事故を起こしても補償されるという特約だ。この仕組みを知っていれば、無理に高い全年齢補償を維持し続ける必要はない。こうした「誰が、どこで、どの頻度で乗るか」というパズルを正しく組み替えるだけで、家計の固定費は大幅にスリム化できる。
さらに注目したいのが「記名被保険者(主に運転する人)」の変更だ。定年退職を機に、通勤で使うようになった息子に名義を変更する場合などは、同居する親子間で等級を引き継げることが多い。新規で加入し直すと6等級からのスタートとなり、保険料が10万円を超えることも珍しくないが、親の優良な等級を引き継げば、その負担を半分以下に抑えられる裏技もある。
クルマの維持費の中でも大きなウェイトを占める任意保険。新年度という節目に、プロの視点で徹底的に「無駄」を削ぎ落としてみてはいかがだろうか。
【画像ギャラリー】保険料が安くなるのはこんなとき!(4枚)画像ギャラリー






コメント
コメントの使い方