1月22日、東京・銀座の「Audi City銀座」でアウディが新型A5の日本仕様を公開した。「ハイブリッド化で値上がりするのかな」と思っていたら、なんと従来通り直噴ガソリンやディーゼルが主力となることが判明。正式発売は3月が濃厚だ!
文と写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】大量画像! A5アバントSラインの豪華な内装を見てよ!(52枚)画像ギャラリー3シリーズやCクラスへの「周回遅れ感」を解消!
思っていたより早かった! 昨年7月に本国でフルモデルチェンジしたアウディA5(現行のA4)の日本仕様が公開されたのだ。
1月22日、アウディ・シティ銀座に展示されたのは2Lの直噴ガソリンエンジンを積むアバント(ステーションワゴン)のTFSIクワトロSライン。9年ぶんの進化を形にしたスタイリングが実にカッコイイ!
そもそも現行アウディが登場したのは2015年。対してBMW3シリーズは2019年、メルセデスCクラスに至っては2021年の登場だから、内外装についてA4がやや古めかしいのは否めなかった。
今回のフルモデルチェンジで、この「周回遅れ感」が解消というか逆転。アウディの最新デザイン言語による超絶カッコイイボディへと一新された。車名の数字については既報の通り、アウディが「内燃機関=奇数」「BEV=偶数」というルールを採用したため、新型はA5を名乗る。
【画像ギャラリー】大量画像! A5アバントSラインの豪華な内装を見てよ!(52枚)画像ギャラリーディスプレイが3つも並ぶインテリア
A5のボディサイズだが、全長4830mm、全幅1860mm、全高1425mmで(グレードによって差あり)、ホイールベースは2900mmまで長くなった。
フロントマスクはシングルフレームグリルが薄くなり、ヘッドランプの目つきが鋭くなった。ヘッドランプ上部のデイタイムランニングライト兼ウィンカー部分はLEDのセグメント数が約60個まで増え、より多くの発光パターンを可能にしている(※法規の関係で、日本では欧州のようなアニメーション表現はできないと予想)。
エクステリアは現行A4のようなペキペキのプレスラインが減り、アバントのルーフラインはリアエンドがよりクーペっぽく「寝た」ように思える。アウディはQ8 e-tron以来Bピラーに車名とグレード名を入れるようになったが、A5も同様だ。Sラインのホイールは20インチ、タイヤサイズは245/35R20(ブリヂストンのトゥランザを装着)。
インテリアではシフトレバーがスイッチ式に変更、ステアリング右側にあったライト操作のダイアルは、ドアのグリップ部分へと移設され、ミラーやシートの操作ボタンと統合された。
主役はダッシュボード上に鎮座する大型ディスプレイ。11.9インチのインパネと14.5インチのセンターディスプレイは湾曲する一つのパネルに埋め込まれており、さらに助手席前にも10.9インチの補助ディスプレイが備わる。
【画像ギャラリー】大量画像! A5アバントSラインの豪華な内装を見てよ!(52枚)画像ギャラリー直噴ガソリンFFのアバントで650万円スタートか?
遅くなったが、日本仕様の概要について。本国のアウディは新型A5に関して、MHEV plusという48V系マイルドハイブリッドを声高にアピールしているが、日本仕様のメインモデルとはならず、従来通りの2L直噴ガソリンと同直噴ディーゼルが主力となりそう。
これは、マイルドハイブリッドがメインモデルでは、今後登場するA7(旧A6)やSUVのQ5と価格帯がかぶってしまう点を懸念したのかもしれない。
加えて豪華仕様のSラインがラインナップされることはこれまで通り。駆動方式がFFとクワトロとなる点も同様だ。価格的には若干の値上がりはあるものの、ベーシックなガソリン直噴のFFモデルが、アバントで650万円、スポーツバックが700万円程度のスタートなるのではなかろうか。デビュー時には全部載せ仕様の「ファーストエディション」も登場するはずだ。
正式な発売時期だが、おそらく3月には全国のディーラーにクルマが並ぶと思われる。3シリーズやCクラスに引け目を感じるのももうすぐ終わり。アウディA5の逆襲が始まるぞ!
【画像ギャラリー】大量画像! A5アバントSラインの豪華な内装を見てよ!(52枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方