[Gクラス]にも負けないぞ!!　 ゴツゴツタイヤが映えまくる最強[オフローダー]爆誕!?

　見た途端にゴツイ、逞しい、勇ましいという言葉が溢れ出てきた。日本の降雪地帯で所持できていたら、きっと強い味方になるであろう魅力的な1台。オフロードでの活躍を見据えた新種を、アウディが提案したのだった

文：ベストカーWeb編集部／写真：AUDI.AG

雪道が似合うシャコアゲ仕様

　次期型ダカールラリーの参戦マシン？　それとも南極大陸にでも行くのかな？　ゴツゴツとした大径タイヤを身に纏った1台が雪道を駆け抜ける姿を見た瞬間、色々な妄想を掻き立てた。

　ワイルドなオーラを醸し出している車種の名は、アウディQ6 e-tron オフロードコンセプト。オーストラリア・キッツビールで行われている、スキーワールドカップ開催に合わせての公開となった。

　ベースとなるのは、日本市場にも導入を予定しているミドルサイズBEVのQ6 e-tron。160mmの車高アップに加えて、トレッドを250mm拡大することで、オフロードが似合う勇ましいカタチを手に入れた。

　走りの面でも、ルックスの逞しさを再現するために、合計システム出力380kWを発揮できる電気モーターを2基搭載。さらに、新開発されたポータルアクスルを採用することで、スキージャンプ台をはじめとする勾配をも登坂できるポテンシャルを潜めているというから驚きだ。

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採用された新技術がブランドの未来を変える!?

　これまでのポータルアクスルとは、一体何が異なるのか。従来は、車輪のトルクを20～30％増加させるまでに留まっていたが、新開発されたものでは50％までトルクを増加させることが可能になったのだ。

　結果、最高速度は175km/hに甘んじたものの、45度までの勾配をスイスイと登ることができる能力を手に入れたのである。

　ちなみに、新型のポータルアクスルは4基。フロントとリヤアクスルのホイールハブアッセンブリに組み込まれているという。

　最強の足回りを手に入れて、今まで走るのが不可能だった悪路も、ラクラクと走破してしまう。その生き様は、今後のアウディブランド全体に化学反応を起こし、今まで見られなかった景色を見せてくれることになるはずだ。

　未来に向けて、一体どのようなストーリーを描いていくのだろう。冒険はまだ、始まったばかりだ。

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