ジムニーノマド発表4日で受注停止、驚きの5万台受注!納期はいつ?

予約殺到で2月3日には約5万台受注! 納期は3年以上か!?

約5万台の受注台数。納期はいったいいつになるのだろうか?
約5万台の受注台数。納期はいったいいつになるのだろうか?

 さて、一番気になるノマドの納期。すでに1月30日時点で営業マンの話では「ノマドの受注台数は2万台を超えました。おそらく週末の2月1、2日の両日で3万台を超えるのは確実でしょう」とのことだったが、その後2月2日の夕方に改めて予約状況を聞いてみたが「4万台超えたかもしれません」とのこと。

 ……この分じゃ納期はご、5年か!? と思っていたところへ、2月3日15時45分、スズキからの受注停止および約5万台受注の一報が入った。ええぇ、マジか~!

 ノマドの月産目標台数は1200台。受注約5万台だから単純計算すると、約3.5年。これは発売当初のジムニー、ジムニーシエラを大きく超える人気ぶりで、ランクル300の納期4年に次ぐ勢いだ。

 過去をさかのぼってみよう。2018年7月5日に発表発売となった新型ジムニーは、当初年間販売目標台数1万5000台(月販1250台)、新型ジムニーシエラは1200台(月販100台)だった。

ジムニー、ジムニーシエラ発表当時の模様
ジムニー、ジムニーシエラ発表当時の模様

 当サイトの当時の記事を探してみると、発表数日で発表後1カ月でジムニーが1万5000台、ジムニーシエラが5000台と合計2万台以上の受注。その後も収まらず、2018年9月にはジムニーが2万台、ジムニーシエラは1万台を突破し、発売1カ月後の納期はジムニーが1年半、ジムニーシエラは2年半~3年と書いてあった。

 スズキは受注殺到を受けて2019年1月をめどに生産ラインを増設し、月産能力を1.5倍の7000台に引き上げて長納期化に対応とも書いてあった。

 そうしたこともあって、ここ2年の年間販売台数は2023年がジムニー3万9910台(月販平均3326台)、ジムニーシエラ2万6388台(月販平均2199台)、2024年がジムニー4万1406台(月販平均3450台)、ジムニーシエラ2万5848台(月販平均2154台)と大幅に増えていた。納期はジムニーが半年~1年、シエラは1年~1年半、長くても2年だった。

 ノマドがこんな状態ならば、シエラに流れる人も出てくるんじゃないかと思い、シエラの納期はどうなっているのか営業マンに聞いてみた。

 「当初は1年半ほどでしたが、今、シエラのMT車は6カ月、AT車は10カ月ほどでしょうか。ジムニーはMT、AT問わず1年ほどです。あくまでも目安となります。納期が長くなりそうなノマドから、シエラに流れるお客様が増えそうな気がしています」とのこと。

 筆者の予約したノマドの納期はいつになるのか? 実は機転を利かせて(?)発表日に予約すると納期が遅くなると予想し、年明け早々にスズキディーラーにノマド購入の意思を伝えていた。

 その際、営業マンからは「シエラを予約したお客様にノマドはいかがですかと優先的に声をかけています。シエラから切り替えた方から順次納車していきますので、シエラを予約した後、ノマドの受注が始まったら切り替えると納期が早くなると思います」と聞いたので予約金20万円を支払い、シエラを予約した。

 それでも営業マンは「各都道府県の販売店にどう振り分けられるのかわからないので納期は正直まだわかりません」とのことだった。SNSの情報では、シエラからの切り替え組だと最短3カ月、後発組で6カ月以上、一元さん(初めて訪れた)で2年以上と書き込みがあったがもちろん確かな情報ではない。

 ノマドの予約に関しては、基本的に先着順で抽選なし(地方によっては異なる場合も)。転売禁止の誓約書は書かされるものの、下取り車や残クレ、ボディコーティング、メンテパックといった縛り(抱き合わせ販売)は今回ないようだ。

次ページは : これほどの予約受注が入ったことでノマドは増産されないのだろうか? 

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

GRスターレットは次期型ヤリス!? 2025年に出たクルマをALL CHECK!『ベストカー1.10号発売!』

GRスターレットは次期型ヤリス!? 2025年に出たクルマをALL CHECK!『ベストカー1.10号発売!』

 12月に入り、いよいよ今年もラストスパート。2025年は新型車ラッシュに加え、JMS2025をはじ…