【あるか日本導入】新型シティ 価格は200万円台!! 歴代初「RS」なぜ設定??

注目の価格は207万円から!! なぜRSを初設定?

走りのグレードを予感させる「RS」バッジはリアに。新型フィットからは消滅した同グレードを、新型シティでは最上級グレードに位置付ける

 グレード構成は、4グレード展開で、パワートレインは全て共通でFF車のみとなる。

〈RS:最上級スポーツグレード/73万9000バーツ(264万5620円)〉

 シティ史上初となる「RS」グレード。フルLEDライトやグロスブラック塗装のアッパー・ローワーハニカムグリル、エアロ外装、7速パドルシフトなど装備したスポーツモデル。

 16インチアルミホイールや8インチディスプレイオーディオ、8スピーカー、Honda CONNECTなどが標準装備。専用色イグナイトレッドメタリックも設定。

〈SV:上級グレード/66万5000バーツ(238万700円)〉

 レザーシート、2トーンインテリアカラー、Apple CarPlay/Android Auto対応の8インチディスプレイオーディオなどの豪華装備を備える。

〈V:中間グレード/60万9000バーツ(218万220円)〉

 ベース車に対して、オートエアコンやスマートエントリー、15インチアルミホイールなど装備をアップグレード。

〈S:ベースグレード 57万9500バーツ(207万4610円)〉

 標準車だが、マニュアルエアコン、ディスプレイオーディオ、4スピーカー、キーレスエントリー、エンジンスイッチなど基本装備は充実。

※価格は1バーツ=3.58円換算

 日本円に換算してみると、割と高価格なモデルであることが実感できる。それを裏付けるように、標準装備も割と充実している印象だ。

 タイでは、Bセグメント購入者は、20代~30代が多く、スポーティな仕様が人気だという。このため、若々しくアクティブな顧客の潜在需要に応えるべく、スポーティなキャラクターに加え、「RS」の新設へと繋がったようだ。

 もちろん、タイの若者が気軽に買える値段ではなく、かなり無理して手を伸ばす、身近な憧れという存在だ。会場内には、純正エアロパーツ「モデューロ」を装着したものも展示されていた。

次期グレイスとして日本導入なら2021年以降が濃厚

2014年12月登場のグレイス(日本仕様)。モデルサイクルから考えても、2021年はモデルチェンジ適正期。継続なら同年にも発売される可能性は高い

 気になるのは、日本版シティ「グレイス」の動向だろう。

 シティが世界戦略車であることは、これまでと変らず、今後、順次、他国でも投入されていることが明言されている。

 ただ、新型シティのスペックは、あくまでタイ仕様であると、ホンダ広報部は強調する。つまり、各地域で仕様が異なることが充分にありえるのだ。

 また、5代目シティが、次期グレイスとなるかも現時点では明かされていない。

 現行型のグレイスは、埼玉県の寄居完成車工場で製造されており、継続生産が可能な状況なので、必ずしもタイ仕様の新型に引っ張られるわけではない。

 また、1.0Lターボエンジンについても、タイの事情を組んで採用された経緯があり、他国のラインアップの全車に標準化されるかは疑問だ。

 特に日本国内では、ダウンサイズが進む一方で、コンパクトカーニーズがハッチバックやSUVに集中しており、小型セダンはイマイチなのも正直なところ。

 また、2020年はフィットやアコードなどの主力となるモデルの新型デビューも控えているため、少なくとも早々の導入は難しいのが現状のようだ。

 少し運転席に座り、各部に触れてみたが、質感は高く、小型セダンとしての魅力は充分あると思う。今は、グレイスの刷新を期待して待つことにしよう。

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