アルファロメオが満を持して投入した新型コンパクトSUV「Alfa Romeo Junior（ジュニア）」が、ついに2025年6月24日に日本デビューを果たした。ハイブリッド（Ibrida）と電気自動車（Elettrica）の2本立てで、先進性とプレミアム性をしっかり融合。都会派だけど走りも楽しみたい――そんな“大人の走り好き”に刺さる仕上がりとなっている。気になる装備やグレード、注目のポイントをまるっとチェックしていこう！
文：ベストカーWeb編集部／写真：アルファロメオ、ベストカーWeb編集部
プレミアム×最新技術の融合！ これがジュニアの魅力だ
新型「Alfa Romeo Junior（ジュニア）」は、115年の伝統を持つアルファロメオが送り出す都市型コンパクトSUVのニューフェイスである。名前の由来は、1960年代に登場した名車「GT 1300ジュニア」。そのスピリットを受け継ぎつつ、現代のテクノロジーで磨き上げた未来志向モデルだ。
注目すべきは、2種類のパワートレーンが選べること。ひとつは1.2L直列3気筒ターボ＋48Vマイルドハイブリッドの「Ibrida（イブリダ）」、もうひとつは電気自動車の「Elettrica（エレットリカ）」。走りにこだわりたい派も、EVデビューを考えている派も、どちらも満足できるラインナップとなっている。
■気になる価格とグレード構成
JUNIOR Ibrida Core 420万円（マイルドHEV）
JUNIOR Ibrida Premium 468万円（上級装備）
JUNIOR Ibrida Speciale 533万円（200台限定の特別仕様）
JUNIOR Elettrica Premium 556万円（EVモデル）
さすがプレミアムSUV！ 装備と内装のこだわりがすごい
エントリーモデルの「Ibrida Core（イブリダ コア）」でも、LEDマトリクスヘッドライト、10.25インチのタッチスクリーンナビ、ファブリックシート（前席シートヒーター付）、そして雰囲気バツグンのアンビエントライトまで標準装備。これだけでも満足感はかなり高い。
一方、上級グレードの「Premium（プレミアム）」では、ブラックルーフや18インチアルミホイール、レザーステアリング、ファブリック／テクノレザーシートといった装備が追加され、さらに洗練された仕上がりに。
そして見逃せないのが、200台限定の「Ibrida Speciale（イブリダ スペチアーレ）」。ブランドの象徴“スクデット（盾グリル）”がEVモデルと同じプレグレッソ・デザインに変更され、マットブラック×レッドのインサートボディキット、サベルト製の本格スポーツシートがインストールされるなど、特別感MAXの仕様となっている。
実用性も抜かりなし！ 航続距離も荷室も頼れるEV
電気モデルの「Elettrica（エレットリカ）」には、54kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。WLTP基準で最大494kmの航続距離を実現しており、長距離ドライブも余裕でこなせる仕様だ。急速充電（CHAdeMO）と普通充電の両方に対応しているうえ、バッテリー温度を自動で調整してくれる機能も搭載されている。
また、ラゲッジスペースもきちんと確保。Ibridaは415L、Elettricaは400Lと、週末の買い物やレジャーにもばっちり対応。さらに、全グレードにアダプティブクルーズコントロール（STOP&GO機能付）、360°パーキングセンサーといった最新の運転支援機能を標準装備しており、安全・快適性の面でも申し分ない仕上がりだ。
新型ジュニアは、日常にプレミアムな走りを求める人、アルファロメオにしかないイタリアンデザインを楽しみたい人、そして次世代の電動SUVに興味がある人――すべてに刺さる一台といえるだろう。
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