インプレッサ、スイフト……2016年新車 ベスト&ワーストモデルチェンジは?

片岡英明のベストFMC……インプレッサ

 ライバルから頭ひとつリードしたのはインプレッサ。プラットフォームを新設計し、パワーユニットやサスペンションも大幅に進化させた。ボディはシャキッとしているし、ハンドリングも大人っぽい。そして乗り心地も上質だ。

 新型インプレッサはクラスを超えた走りの質感を身につけている。ファミリーカーとしてのバランス感覚は絶妙。

 改良された水平対向4気筒エンジンとCVT、これも気持ちいい走りを生んでいる。また、静粛性も大きく向上した。

 先進安全装備の充実、これも高く評価できるところだ。アイサイトに加え、新たに歩行者保護エアバッグまで標準装備した。安全性能は世界トップレベルにあり、国産のライバル勢の追随を許さない。

 また、スイフトはインプレッサと同じくらい進化し、魅力を広げている。こちらも新しいプラットフォームを得て走りに磨きがかけられていた。

 加えて、パワーユニットも進化が見て取れる。デザインもフロントマスクを中心に、かなり変わった印象を受けた。

片岡英明のベストFMC『インプレッサ』 <br>■選出理由…大賞を一台あげるならインプレッサ。しかし、スイフトもほぼ同レベルの進化度だ<br>
片岡英明のベストFMC『インプレッサ』
■選出理由…大賞を一台あげるならインプレッサ。しかし、スイフトもほぼ同レベルの進化度だ

片岡英明のワーストFMC……NSX

 プロパイロットを採用して注目を集めた日産のセレナは安全装備に関していま一歩の頑張りが欲しかったというのが率直な印象。

 欧州勢がすばらしいものを出しているだけに、もう少し実用的で安心して使えるものを出してほしかった。そうすれば、もっと高い評価を獲得できたはずだ。

 セレナ以上に残念だったのは、鳴り物入りで登場したNSXである。

 初代モデルは軽量化に並々ならぬ努力を払っていた。今度のNSXはハイブリッドシステムを採用したこともあり、クルマが重い。また、デザインもインパクトを欠くなど、スーパーカーとしてのオーラが感じられないのが弱点だ。

片岡英明のワーストFMC『NSX』 ■選出理由…初代に比べて重くなってしまった点、スーパーカーとしての存在感も弱い<br><br>
片岡英明のワーストFMC『NSX』 ■選出理由…初代に比べて重くなってしまった点、スーパーカーとしての存在感も弱い

 片岡英明の進化度評価

インプレッサスポーツ&G482点
スイフト82点
セレナ77点
フリード/フリードHV75点
CX-575点
NSX72点
フリード+/フリード+HV70点
パッソ/ブーン65点

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