デートカーの王様「プレリュード」復活! シビックTYPE R譲りのシャシーに新世代の走りも617万円はどうなのよ!?

グライディング・コクピットが演出する室内空間

ブルーとホワイトを組み合わせたインテリア
ブルーとホワイトを組み合わせたインテリア

 インテリアは「GLIDING COCKPIT」と呼ばれるドライバー中心の設計。走行モードに応じて切り替わるフルデジタルメーターも含め、操作系は直感的にまとめられている。ステアリング裏にはパドルシフトを装備し、スポーツドライブで威力を発揮する。

 シートは運転席と助手席で作り分けられており、前者はホールド性重視、後者は快適性を優先した座り心地となっている。ブルー×ホワイトというハイコントラストな組み合わせをメインに、ブルー×ブラックという落ち着いたコーディネートも用意する。

 標準装備となる8スピーカーのBOSEプレミアムサウンドシステムは「ダイナミック・スピード・コンペセーション」という機能を備え、車速に応じて音量と音質を自動調整する。

Google搭載でデジタル時代の利便性も

シートは運転席と助手席で着座フィールを作り分けている
シートは運転席と助手席で着座フィールを作り分けている

 インフォティンメント系では、アコードやシビック同様Google built-inを採用した。Googleマップによる最新ナビゲーション、Googleアシスタントによる音声操作、Google Playを通じたアプリ利用などが可能だ。「OK Google」と声をかければ目的地設定や音楽再生ができ、運転中も視線を逸らさず安全に操作できる。

 スマホのように扱える利便性は新世代のユーザーに強く響くだろうし、往年のファンにとっても新しい体験として楽しめる。走りと同時に、デジタル体験の快適さも提供するのが新型プレリュードの特徴だ。

復活を告げる価格は617万9800円

ハイブリッド時代を駆け抜ける2ドアハッチバックだ!
ハイブリッド時代を駆け抜ける2ドアハッチバックだ!

 いっぽう気になるのが、617万9800円という価格だ(※ムーンリットホワイト・パールにブラック塗装のルーフ&ドアミラーを組み合わせたオンライン数量限定車「Honda On Limited Edition」もあり、こちらは648万100円)。

 かつて若者が頑張れば手に入ったデートカーは、今では“大人のご褒美”的位置づけにシフトしたということだろうか。

 青春を共にしたモデルがタイプR譲りの骨格やブレンボ製ブレーキを備え、さらにGoogle搭載の快適性まで手に入れたことは理解できるが、ステータス性を誇るような1台には、なってほしくないところだ。

 新型プレリュードは世代を超えてもう一度スペシャルティの華になるか、注目だ!

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