2025年9月4日、ホンダはスペシャリティクーペ、プレリュードを発表した。と同時に、シレっとホンダ公式ホームページに、シビックタイプRレーシングブラックパッケージの新価格と受注再開を発表した。さて、驚愕の中身とは?
文:ベストカーWeb編集部/写真:ホンダ
受注再開は「レーシングブラックパッケージ」のみ! 価格はプレリュードと同じ617万9800円
シビックタイプRが喉から手が出るほど欲しいユーザーにとっては朗報! なんと、新型プレリュードの発売と同時に、シビックタイプRの受注が再開されたのだ。
とはいっても、受注が再開されたのはシビックタイプR「レーシングブラックパッケージ」のみ。499万7300円の標準車の受注再開はなし。しかも価格はこれまでの599万8300円から18万1500円アップの617万9800円。
なんと新型プレリュードと価格は同じなのだ(同じにしたのだろう)。価格アップしたから装備内容が変わったのかと思えば何もなし。原材料費の高騰が理由なのか……。
そもそもFL5型シビックタイプRは2022年9月に発売されたが、受注が殺到し、2023年1月には受注停止に追い込まれ、予約受注ができたとしても納期は最長3年ともいわれた。
その後、受注停止中のまま、2025年1月23日にシビックタイプRレーシングブラックパッケージが追加発売されたが、すぐに受注停止となっていた。
まだ買えます! 東京の枠は約160台! 南関東では約460台の枠
もう現行シビックタイプRは買えないのか? と嘆くオーナーにとって今回の受注再開は超嬉しいニュース。でももう買えないんじゃないの? と思う読者も多いハズ。ということで首都圏のホンダディーラー数店に聞いてみた。話をまとめると、
「シビックタイプRレーシングブラックパッケージはまだ買えます! 東京のオーダー枠は160台、神奈川、横浜、埼玉、千葉を含めた南関東のオーダー枠は460台ほどでしょうか。今日、明日にでもオーダーを入れていただきたいのですが、今週末に来ていただければギリギリオーダーできる可能性はあると思います」。
なんと! 発表と同時に完売ではなかった! とはいっても価格は600万円オーバー! 価格がプレリュードと同じならば迷う人が出てくる可能性もある。う~ん悩ましい。 最後にノーマルのシビックタイプRについても聞いてみたが、こちらは受注再開の目途は立っておらず、どうやらこのまま受注された分を生産して終了しそうだ。
ちなみにシビックタイプRレーシングブラックパッケージの概要は以下の通り。
■シビックタイプR「RACING BLACK Package」の追加装備内容
<インテリア>
ウルトラスエードダッシュボード/フロントドアライニング
「Honda TYPE R」シート(フロント)〈ラックススエード/ブラック〉
ワイヤレス充電器
自動防眩ルームミラー
ピンストライプ加飾(エアコンアウトレット)〈ブラック〉
ピンストライプ加飾(フロントパワーウインドウスイッチパネル)〈シルバー〉
ローレット加飾エアコンコントロールダイヤル(ブラック)
エアコンアウトレットノブ(ブラック)
専用色ステッチ(シート/ステアリング/シフトブーツ/センターコンソールボックス/ドアアームレスト)
ちなみに「RACING BLACK Package」の「BLACK」は外装色のことではなく内装のことを指す。
■ボディカラー
チャンピオンシップホワイト
ソニックグレー・パール※
クリスタルブラック・パール
フレームレッド
レーシングブルー・パール
※3万8500円高








コメント
コメントの使い方22年に、FK8から乗り換えなかった。乗り換えるつもりもなかったが、24年末あたりからファイナルエディション?が出るかもとかディーラーで言われて、とりあえず発注も1月5日時点でキャンセル待ち。オートサロンでblack某がお披露目とかいうから勇んでいってみたら、100万アップの理由は原価高騰。前期型買われた方はお買い得でしたね~とか。、、、はぁ。
シビックは生産終了ですかぁ。
シビックやプレリュード、そして完成度一番のアコードといったクラスのホンダ車は
試乗や動画紹介だけなら素晴らしいんです。車としての完成度は熟成の域にきつつありますから。
しかしホンダ車はどれも割高すぎるんです。試乗や宣伝じゃなく、自分や家族が実際に買うとなると、
「競合に対して大きすぎる差額」ほどは、装備も走りの中身も、質感も車格もない