シャオミと聞けば、日本ではコスパのいいスマホの代表選手だが、クルマ好きにとっての注目株はEVだろう。その象徴ともいえるのが、ニュルブルクリンク北コースを7分4秒で駆け抜けた「SU7ウルトラ」。実はこの怪物電動サルーンが、こっそり日本初上陸を果たしたのよ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:シャオミ
【画像ギャラリー】怪物サルーン「SU7ウルトラ」をたっぷり見て!(11枚)画像ギャラリーSU7ウルトラが会場の視線を独占!
9月26日から28日まで、東京のベルサール秋葉原で開催された「Xiaomi EXPO 2025」。来場者は3日間で約8000名弱と大盛況となり、最新スマホやIoT家電を体験しに来た人々が会場を埋め尽くした。
そんな中でひときわ注目を集めたのが、日本初展示となる「SU7ウルトラ」だ。鮮烈なイエローのボディをまとった有機体のようなボディは会場でも圧倒的な存在感で、カメラやスマホを向ける来場者も少なくなかった。
そもそもシャオミは「Human x Car x Home」という、人・クルマ・家をシームレスにつなぐエコシステム構想を打ち出している。その実現において、ハイパフォーマンスEVの存在は大きな意味を持つ。スマホメーカーとしての枠を超え、未来のモビリティをどう形づくるのかを示した展示だった。
日本市場への上陸はもう少し先
さて、日本に姿を見せたとなると「いよいよ日本導入か!」とときめいてしまうが、今回のSU7ウルトラ展示はあくまで「お披露目」と「市場調査」の段階の様子。小米技術日本の鄭 彦副社長の会見でも、市販に関する具体的な発表はなかった。
だが、ニュルブルクリンク北コースで叩き出した7分4秒というラップタイム(※先ごろBYD傘下の「仰望U9 Track Editionが6分59秒157で記録を更新)はスーパーカー並みの実力を証明しており、日本の道を走らせたら……と期待を寄せる声も高まっている。
ちなみに、この性能はポルシェ タイカンのトップグレードをも凌ぐものだが、SU7ウルトラはタイカンの3分の1(約1100万円)という爆安価格なのも衝撃だ。
イベントではスマートフォン「Xiaomi 15Tシリーズ」などの新製品も発表され、シャオミの幅広い展開を印象づけた。しかし来場者の熱気を見る限り、SU7ウルトラへの視線もかなり熱いものだった。
日本の公道でこのクルマを目にする日が来るのか、クルマ好きにとって待ち遠しい未来である。













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