北米日産からローグプラグインハイブリッドが登場した。三菱アウトランダーPHEVのOEMモデルとなるが、デザインはかなり日産テイストに寄せてきたぞ。でもこれってマイナーチェンジ前のモデルがベース? 北米日産の起爆剤になるか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:NISSAN
【画像ギャラリー】これはこれで「アリ」じゃない? ローグプラグインハイブリッド詳細を全部見せます(32枚)画像ギャラリーメッキを使わず日産らしいスポーティさ
北米日産からローグプラグインハイブリッドが登場した。以前からアナウンスされていたが、完全な姿を現すのは初めてだ。三菱アウトランダーPHEVのOEM車となるため、全体的なイメージはアウトランダーを踏襲する。
しかし単なる「バッジ違い」でなくバンパーやグリルなどに変更が加わっている。フロントバンパーにはアウトランダーがメッキ加飾の「隈取り」があるのだが、ローグPHEVではメッキ加飾がない。
グリルもブラックアウトされ、ノートやセレナのような「ネコヒゲ」グリルが採用されている。またフロントのスキッドカバーがブラックアウトされるなど非常にスポーティな印象。
もちろん日産エンブレムがグリル中央に鎮座するが、ややネコヒゲとのコントラストが賑やかすぎるようにも思える。エンブレムかネコヒゲをクロームメッキにするなどトーンを落ち着かせたほうがかっこいいのに、なんて感じる人もいるだろう。
アウトランダーがラグジュアリー要素を備えるのに比較すると、ローグプラグインハイブリッドはエクストレイル系統のアクティブなデザインになっている。リアスタイルは日産エンブレムはなく、切り文字のNISSANエンブレムを備える。精悍な印象を覚えるが、ややもするとノートオーラのような雰囲気にも思える。
OEMモデルとしては最大限の個性を発揮しているが、ブラックのホイールに合わせてサイドなどもう少しブラックアウトできる範囲はありそうにも思える。
【画像ギャラリー】これはこれで「アリ」じゃない? ローグプラグインハイブリッド詳細を全部見せます(32枚)画像ギャラリーベースはマイチェン前モデル?
アウトランダーPHEVはマイナーチェンジを迎えて、フルLEDのリアコンビライト、縦型ドリンクホルダーなど改良を受けている。
しかしローグを見るとそのどちらも備えておらず、おそらくはマイナーチェンジ前のモデルをOEM提供を受けているようだ。しかしながら2026年後半に三菱がアウトランダーの新バージョンをリリースする予定があると発表されており、暫時的な措置とも言えるだろう。
希望的観測をすれば2026モデルが落ち着いた頃に、ローグについても年次改良のモデルチェンジを実施していくはずだ。
現行アウトランダーPHEVとエクストレイル系列でコンポーネント共有化が行われるという事前の情報は現実化しなかったが、今後の第一歩として日産がアウトランダーPHEVの供給を受けるのは大きな一歩だろう。
三菱のAWD技術と日産のe-4ORCEの競演となるとまた盛り上がりも変わってくると思うのだが、こればかりは機が熟するまで待つしかない。もうちょっとローグプラグインハイブリッドの北米投入が早ければ……という見方もあるが、今後のセールス状況などを見守りたいところ。
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コメント
コメントの使い方内装や樹脂パーツが1つ前のアウトランダーなので、北米専用販売なんでしょうね。
他にも各メーカー、北米用だけはコンビランプなど旧型で使い続ける例が多かったので同様です。
余らせては損失なので活かしたい工場生産能力・生産流通力を、活用できるし金入るしで三菱にとってもwin、
日産は弱い判定されてるHV系印象を一新させるチャンスなので、成功すれば大きい車種です
日産の北米での不振の理由の一つはハイブリッド不足だけど、ノンハイブリットのローグが不振な理由は、ステップATではなく、耐久性に劣るCVTを未だに採用してるからじゃないか?
決して国内販売はしないでいただきたい