日産 新型フロンティア登場!! ガチSUVの「猛者感」が凄い!!!

最新モデルはどこが変わった?

これまでのエンジンに変わって新搭載された3.8L・V6エンジン。ただ、出力は小排気量化にも関わらず向上、トルクも旧4L・V6エンジンと同等を確保

 2020モデル最大の変更点は、2.5L直4と4L・V6という今まで搭載されていたエンジンが、新開発の3.8L・V6に統一された点だ。

 このエンジンの成り立ちは発表されていないが、プレスリリースに「タイタンに搭載される5.6L・V8と同じ工場で生産されます」という記述があり、このエンジンは5.6L・V8の2気筒を切り落としてV6とし、排気量を3.8Lとしたものではないかと筆者は推測している。

 フロンティアに搭載される新しい3.8L・V6エンジンは、燃料噴射の方法が通常のポート噴射から直噴となったほか、可変バルブタイミング機構なども採用。

 排気量を200cc縮小しながらも今までの4L・V6に対し最高出力は49馬力アップの310馬力、最大トルクは4L・V6と同等の38.0kgmを確保している。

写真は登場当初(2006モデル)のフロンティア。最新モデルと比較するとフロントグリルなども控えめなデザインだ

 トランスミッションも、今までのMTと5速ATからタイタンに搭載されるものと関連があると思われる9速ATに一本化された。

 ビッグマイナーチェンジされたフロンティアは、新しいエンジンとATの採用により、パワーアップとギア比のクロス化による加速力に代表される動力性能の向上。

 また、上位ギアのハイギヤード化に伴い巡行中のエンジン回転が低く保てるようになったことによる静粛性と燃費の向上を同時に実現しているに違いない。

 加えて、ビッグマイナーチェンジされたフロンティアではプッシュボタンエンジンスタートの標準化など、装備内容の向上も行われている。

これが現行最終モデル! 次期フロンティアはどうなる?

フロンティアより後発で全体の設計も新しいナバラ。次期フロンティアは同車に近いモデルとなる可能性もありそうだ

 プレスリリースを見ると「ビッグマイナーチェンジされた2020年モデルのフロンティアは現行型としては最後のモデルとなる」という記述がある。

 この点に関しては「最後まで力が入っている」、「現行フロンティアに新しいエンジンとATを搭載したのは次期モデルへの布石か?」、「次期フロンティアはNP300ナバラをアメリカ向けにしたものなのか、それとも現在とは反対に先行してフルモデルチェンジしたものになるのか?」など、いろいろな捉え方ができるだろう。

なかなかに格好良いアジア諸国仕様のナバラ

 いずれにしてもフロンティアは、左ハンドルなので難しいとしても、東南アジア圏でも生産されるNP300ナバラなら右ハンドルがある。

 未だに日本でもハイラックスが堅調な販売をキープしていることを考えると、日産にもハイラックスの独り勝ちを阻止する目的も兼ねてNP300ナバラの日本導入を期待したいところだ。

【画像ギャラリー】ハイラックスより格好良い!? 日産 フロンティア&ルノー・ベンツの派生モデルを大解剖!!

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