2017年6月22日、ドイツ本国アウディから公式に、フラッグシップサルーンである新型A8の情報が入ってきた。
以下、速報ベースで公表された情報をお伝えしたい。(メイン写真は現行型アウディA8)
文:ベストカーWeb編集部 写真:アウディ
■新型アウディA8の登場は7月11日
アウディの最高級クラスであるA8は、初代が1994年登場。2代目は2003年、3代目が2010年に登場している。
今回アナウンスされたのは4代目。公式情報によると、
◎フルアクティブサスペンションで実現する最高水準の乗り心地とハンドリング性能
◎48V主電源システムがエレクトロメカニカル サスペンションに電力を供給
◎ダイナミック4輪操舵システムにより敏捷性と安定性を両立
◎世界初:側面衝突時にボディを持ち上げる機構によりパッシブセーフティを大幅に改善
上記が新型のポイントとなるようだ。
合わせて発表された新型の(フルアクティブ)サスペンション写真がこちら。
この新型A8は2017年7月11日に、スペインのバルセロナで開催される「アウディサミット」で世界初公開されるという。
現行型は、全グレード4WD(クワトロ)、エンジンラインアップはV6、3L+スーパーチャージャーとV8、4L+ツインターボという強烈なラインアップを持つアウディのフラッグシップサルーン。
特に最上級グレードのA8 L W12 quattroは公式サイトで「0-100km/h加速わずか4.6秒というスーパースポーツカー並みの俊足を実現」と書いてしまうほどの自信を持っている車種。
そいつが新型にモデルチェンジするというのだから、否応なしに楽しみになってくる。日本導入予想は年末。お待ちしております。
【アウディによる公式発表】
新型Audi A8のために今回新しく開発されたアクティブサスペンションは、完全アクティブ制御の エレクトロメカニカル サスペンションシステムで、個々のホイールを独立制御して、道路の状況に的確に対応します。
各ホイールには、48ボルトの主電源システムにより駆動される電気モーターが備わっています。
それらのモーターには、複数のギヤ、チタン製トーションバーを内蔵したロータリーチューブ、カップリングロッドを介してサスペンションに1,100Nmの力を加えるレバーなどが組み合わされています。
フロントカメラからのデータをもとに、システムは道路の前方にある凹凸を検知して、事前にアクティブサスペンションを調整します。
アウディが開発したプレビュー機能により、クルマがその凹凸に到達する前にアクチュエーターに適切なストローク幅を伝えて、積極的にサスペンションを制御します。
サスペンションが適切なタイミングで事前に対応することにより、事実上完璧に揺れや振動を解消することができます。この複雑なプロセスに要する時間は、わずか千分の数秒に過ぎません。
カメラからは路面情報が1秒間に18回も送信されています。エレクトロニック シャシープラットフォーム(ECP)が路面情報を分析処理して、ほぼリアルタイムで、すべてのサスペンションコンポーネントを正確にコントロールします。
新型Audi A8用に最適なチューンが施されたエアサスペンションとこの革新的なサスペンションコンセプトの組み合わせにより、まったく新しいドライビング体験が実現しています。
新型Audi A8は、非常に優れた乗り心地を提供する一方で、スポーティな走りを好むドライバーの要求にも応えるラグジュアリーセダンに仕上がっています。
アクティブサスペンションの目に見える効果としては、例えば、コーナリング中のロールや、制動および加速時のピッチングが徹底して抑え込まれています。
新型Audi A8をスポーティに走らせても、ドライバーは車両を完璧にコントロール下に置くことができ、リヤシートの乗員も仕事を 邪魔されることはありません。
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