■今回もマイチェンの内容は?
まずザッと今回のマイチェン内容を列記します。
①先進安全支援パッケージ「Hond SENSING」を主要グレードに装備
②上記に加えて「車線維持支援システム」や「アダプティブ・クルーズ・コントロール」も装備
③前後バンパーのデザイン変更(ちょっと出っ張っているように見えます)
④新色追加
⑤スマホを接続して音声でナビ画面を操作できる「Apple CarPlay」採用
⑥遮音機能付きフロントウィンドウガラスの採用、ボディ剛性の強化やサスペンションダンパーの減衰特性の最適化などにより乗り心地が上質化
⑦エンジンの制御やチューニングを変更して燃費をやや向上
※ちなみにHond SENSINGの機能のひとつ、「先行車発進お知らせ機能」というのが地味ですけど大変お役立ち度が高いと感じました。
信号待ちなどでナビを見てたり助手席の人と話していて、前に並んでいた車両が発進するとピピッと鳴って教えてくれる装備。
こういう地味なお役立ち機能、ホンダは得意ですよね。
ここで強く言っておきたいのが、⑥の改良。これ、これが今回のマイナーチェンジで一番変わったところだし、この改良が特に入念に響いているのが、本記事の冒頭からしつこく言っている「HYBRID・S Hond SENSING」なのです。
現行フィットは約40%のダウンサイザー、つまり上級車種からの乗り換え需要に対応するため、「HYBRID・S Hond SENSING」グレードを上級グレードなみに引き上げています。
より具体的に言えば、走行時の静粛性が増し、乗り心地が向上し、それが「走りの質感」を大変高めています。
この「走りの質感」は下位グレードとはあきらかに別物で、本企画担当は「エンジンの制御も変わってるんじゃないか?」と思ってしまったほど(一緒だそうです)。
このグレードだけに装着される16インチタイヤと遮音機能付きフロントウィンドウガラスの採用で、静粛性や乗り心地は非常に高まっています。
何度でもいいます。
新型フィットを買うなら「HYBRID・S Hond SENSING」です。これは鉄板。FF仕様で220万5360円也。同じくハイブリッドの「HYBRID・L」と比べると約13万円高となりますが、抜群に「S」のほうがいい。
ぜひそこのところ、ディーラーに行って乗り比べてほしいです。はい。
■「クロススタイルパッケージ」がいい!
新型フィットに関してはもう一点だけ追記します。
それは同時発表された、ホンダ純正アクセサリー装着車の「CEOSS STYLE」がカッコいいです。
グリルカバーやサイドモール、ホイールアーチなどを貼り付けた、流行のクロスオーバーSUV風に仕上がっており、専用デザインのアルミホイールが大変よい雰囲気を出しています。
聞けばグレードとして用意されているわけではなく、欲しい場合はセットオプションを装着するかたちになるそう。
「クロススタイルパッケージ」が13万8240円。「専用ホイール」が(4本で)9万9360円。
工賃込みで総額約30万円といったところで、これで非常に個性的なSUV風のデザインが手に入るのであれば、お得と言えるのではないでしょうか。お薦めです。
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