LPガス + e-POWERに乗った リッター45km走行も可能ってマジ!? 世界初試乗!!

実はガソリン車よりもお財布に優しいLPガス

 LPガスと電気モーターの相性は極めて高い。このノート e-POWERのLPガス仕様はガソリンタンクと、LPガスタンクが併載している。

 当然ながらLPガスが切れた場合はガソリンで走れる。普段はLPガスを優先して使用するが、なんとリッターあたり20km/Lを記録。

 山形から群馬、そして東京へという長旅でここまでの数値を出せるのは凄い。片道のLPガス消費量は20L(山形県酒田市のLPガスはリッターあたり97円)で、2000円程度だという。

 山形県酒田市からの約500kmを約2000円で走れるとは実は凄いこと。約25km/Lで東京まで走ってしまったのだ。2000円をレギュラーガソリン(130円/L)に換算すると約15L分。

 換算すればガソリン車で33km/Lという平均燃費で走らなければならない。普段からクルマに乗る皆さんならこれがいかに難しいことかおわかりだろう。

 LPガスは地域で価格は異なるが、リッターあたり50円〜100円程度になるという。ちなみに東京だとだいたいリッター75円(タクシーなどの大口契約だともう少し安い)。

 先ほどの山形県からの500km走行も、東京でLPガスを入れたら、ガソリン車で45km/Lの燃費をたたき出していることとコスパは同等になる。アメイジング。

 さらに排ガスもNoX(窒素酸化物)やCO2(二酸化炭素)の含有量はガソリン車やディーゼル車よりも低く、かなりエコだったりする。

 コストとの兼ね合いが気になるところだと思うが、このLPガス仕様へのコンバージョンはキット化されており、その価格は改造費込みで60万円。

 LPガスの価格にもよるが改造コストは10万km程度で回収できる。1日300km弱走る都内のタクシーならば1年ほどで回収できてしまうのだ。

 タクシーのみならず営業車としての利用もされそう。企業は燃料コストへの要求が高く、燃料自体が安いLPガスの存在感はかなり大きくなる。

 なにかと「プロ専用」の燃料と思われがちなLPガスだが、実は全国に約1500カ所あるLPガススタンドでは通常は誰でも燃料補給できる。しかもLPガススタンドを探す専用アプリもケイテックが開発済み。

 めんどくさそうに思われているLPガスボンベの定期点検も、6年に1回で1万円程度で点検を受けられるときた。LPガス、普通に乗れそうだ。

 水素自動車「MIRAI」を擁する弊社の社用車勢にも、LPガスがあってもいいかもしれません!?

エンジンルーム左に見えるのがLPガスのライン。ご覧のとおり後付け感なく、すんなり収まる
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LPガスのメーターはこちらにインストール。使い勝手を邪魔する部分はなし
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