■フロントマスクが派手になったが、ユーザーの反応はどうか?
ノアはこれまで、ヴォクシーの派手なマスクと対照的におとなし目の顔立ちだったが、今回のマイナーチェンジによってヴォクシーの派手なフロントマスクにぐっと近づいた印象。
これによって若者ユーザーに対して多少受けが良くなり、そのぶん売れ行きが上向いている感じがある。
いっぽうヴォクシーはエアログレードの「ZS」がより押し出しが強く、鋭い顔立ちになっていて、黒基調をウリにしてさらに人気が高まる傾向にある。
エスクァイアはグリルのメッキを幅広く使用したデザインで、より個性を高めた顔立ちになっている。
ヴォクシー/ノアのように3ナンバーサイズのエアロがなく、5ナンバーサイズモデルだけだが、クオリティの高いつくりを売りに高額者へのアピール度を高めている。
全般的に今回の「派手になったマイチェン」は大成功といえる。
■格上であるアルファード/ヴェルファイアの売れ行きへの影響は?
ヴォクシー/ノア/エスクァイアのフロントマスクが派手で押し出しが強くなったことで、アルファード/ヴェルファイアの売れ行きが落ちているのではないか、という懸念がある。
結果からいうと、どちらにも多少の影響は出ている状況にある。ただアルファード/ヴェルファイアは今秋の1月にもビッグマイナーチェンジする予定であるから、これによって再び売れ行きが上昇する可能性がある。
■日産のセレナやホンダのステップワゴンはもう相手にならないのか?
現状ではヴォクシー/ノア/エスクァイアの圧勝であり、大差がついて相手にならない状況にある。
ただ今後の巻き返しで、デッドヒートになる可能性もある。ステップワゴンは9月21日発表、22日発売で「スパーダ」をビッグマイナーチェンジし、2Lハイブリッドを設定。
いっぽうセレナも来年1月、ハイウェイスターに「e-POWER」を設定し、商品ラインアップを強化するからである。
■ヴォクシー/ノア/エスクァイアの値引きは?
カーナビ、ETC装備、下取り車なしでヴォクシーは25万円、ノアは20万円、エスクァイアは15万円引きが一応の値引き限度。下取り車ありだとこれに5〜10万円の上乗せが可能という状況。
待てるなら9月22日発売の新型ステップワゴン登場を待ってからのほうが値引きは拡大するだろう。
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