2017年7月にビッグマイチェンを実施したヴォクシー/ノア/エスクァイア。
このトヨタの人気ミニバン3兄弟は早くも7月の車名別月販台数ランキング上位にそろって登場し(ヴォクシーは7873台で6位、ノアは5747台で15位、エスクァイアは4426台で20位)、絶好調の売れ行きを見せています。
そんなヴォクシー/ノア/エスクァイアはどんな人たちにウケているのか? あのど派手になったフロントマスクはどう評価されているのか?
月に200店舗のディーラーを回る「販売の鬼」遠藤徹氏にレポートしてもらいました。
文:遠藤徹
■現在の納期は1カ月〜2カ月で値引きは……
発売から1ヶ月、7月3日にマイナーチェンジしたヴォクシー/ノア/エスクァイアの評判はどうか?
首都圏の各扱い店に取材し、コメントをもらった。まず全体の傾向を、車種別に見ていこう。
【ヴォクシー(ネッツ店扱い)】
「ZS」を中心に、まずまずの出足となっている。8月3日現在の注文だと納期は9月下旬となり、約1カ月半待ち。今後はさらに延びる見込み。
購買層は、今のところ歴代ヴォクシーの代替えが70%以上で、年齢層は30〜40代のヤング、ヤングファミリー層が多い。
【ノア(カローラ店扱い)】
「G」を中心に売れてはいるが、まだまだ本調子とはいえないとのこと。8月4日現在の納期は1カ月ちょっとで、それほど待たされることはない。
購買層は先代型以前のノアからが80%程度で、あとはエスティマ、シエンタなどの自銘柄。年齢層は40〜50代のファミリー層が中心。
【エスクワイア(トヨタ店およびトヨペット店扱い)】
「Gi」を中心に、まずまずの出足となっている。8月4日現在の納期は10月上旬で約2カ月。
従来型からの代替えが70%以上で、下取り車はアルファード、マークII、マークX、プレミオなどと幅広いのが特徴。購買層の年齢は40〜60代で、ヴォクシー/ノアに比べると高額所得者が目立つ。
■従来型と比べて新型の売れ行きは順調か?
スタートダッシュはまずまずだが、普段よりは多少良いかなといった印象。今後多少加速がつく可能性がある。3姉妹車のなかではやはりヴォクシーが筆頭で、次にノアが追い上げムードだが、まだヴォクシーとの距離は多少あるといった感じ。
エスクァイアはヴォクシー/ノアに比べるとやや価格が高いうえに値引きも引き締めているので、販売台数は引き離されている。それでも扱い店のトヨタ店、トヨペット店はあまり値引きせず、きちんと売るスタンスを変えていない。
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