人気SUVのトヨタランドクルーザープラド(以下プラド)が2020年8月3日に一部改良を受け、同時に特別仕様車が追加された。
現行プラドは2009年にデビュー、プラドとしては4代目で、プラド好きの間では150系と呼ばれている。
プラドの2020年の上半期(1~6月)の累計阪大台数は8020台(トヨタ公表値:月販平均1336台)とデビューして10年以上が経過するとは思えない堅調な販売をマーク。
今回の一部改良では、プラドの一番人気であるディーゼルエンジン搭載モデルが改良を受けさらに魅力的になった。その改良の詳細を見ていく。
文:ベストカーWeb編集部/写真:TOYOTA、NISSAN、MAZDA、MITSUBISHI
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ディーゼルエンジンがパワーアップ
今回の一部改良では、エクステリア、インテリアデザインの変更はない。つまり見た目はマイチェンの前後で変わらない。
改良の目玉は、ディーゼルエンジンに改良が施されパワーアップしたことだ。
マイチェン後のプラドに搭載されるディーゼルエンジンは、ターボチャージャーを大型化することでパワーアップを実現している。
1GD-FTV型、総排気量2754ccの直4DOHCディーゼルターボは、204ps/51.0kgmのスペックとなった。改良前が177ps/45.9kgmだから、実に27ps/5.1kgmもアップしたことになる。
プラドのディーゼルエンジン搭載モデルの車重は2180~2330kgと重量級大型SUVだからその恩恵は大きい。見た目の変更はなくても、心臓部が大きく変わり、走りの進化が期待できる。
プラドはディーゼル比率が高いため、まさにファン待望の改良と言える。
安全装備が充実
最近のクルマでは一部改良により安全装備を充実させたりアップデートさせるのは常套手段となっているように、今回の改良ではプラドにも施された。
プラドにはトヨタの最新安全装備であるToyota Safety Sense(セーフティセンス)が設定されているが、今回の改良でセーフティセンスの機能が向上。
具体的にはプリクラッシュセーフティの検知範囲を拡大、新たに夜間の歩行者と昼間の自転車運転車にも対応したほか、ヨーアシスト機能付きレーンディパーチャーアラートやロードサインアシスト(RSA)、先行車発進告知機能が全車に標準装備された。
グレード別では、トップモデルのTZ-GとTX Lパッケージに駐車場などで後退する際に、左右から接近してくるクルマを検知し、ドアミラー内のインジケーターの点滅とブザーにより注意を喚起するリヤクロストラフィックアラートがオプション設定された。
オプション価格は、ブラインドスポットモニター(BSM)とセットで6万6000円。
これらの安全装備の充実&アップデートにより、より安心・安全に運転できる。
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