■上級車種と統合され、海外仕様も好調
次期型カローラが3ナンバー化となる理由は主にふたつ。
ひとつめはトヨタ内でセダン系車種の大幅な再編が計画されており、(カローラのひとつ上のサイズの)プレミオ/アリオンがモデル整理→カローラへの統合の方向で検討が進んでいること。
もし統合となれば、プレミオ/アリオンの顧客がカローラに流れることになる。その「ダウンサイザー」を満足させるだけの大きさが、カローラに求められることになるわけだ。
ふたつめは海外ユーザーの声。
カローラは特にスポーティなフロントマスクを持つ中国向け仕様が現地で評判がよく、現地での「もう少しボディサイズを大きくしてほしい」という営業上の要請に添った開発が進められているとのこと。
となると、現行型は「5ナンバーサイズの最後のカローラアクシオ」となる公算が高い。
長く日本を代表するモデルだったカローラが、海外の意向に沿って大きくなるのは一抹の寂しさがあるが、それも時代の流れ。
「生き延びるのは、最も強い者でも最も賢い者でもない。変化に適応できる者である」という警句もある。カローラが時代に合わせて変化していくことは、古くからのカローラファンにとってはむしろ歓迎すべきことなのかもしれない。
一部繰り返しになるが、次期型登場(フルモデルチェンジ)は2018年夏頃を予定。楽しみに待ちたい。
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