基幹車種「シビック」の新型プロトタイプを、ホンダが初公開。注目のスポーツモデル「タイプR」のラインナップ継続も明言!
北米ホンダは2020年11月17日、11世代目となる新型シビックのプロトタイプを初公開。今回は4ドアセダンモデルのみの先行公開となったが、リリースではスポーツグレードの「タイプR」もラインナップすることが記された。
燃費規制の強化で、シビックタイプRは現行モデル限りでの販売終了も噂されていたが、新型の日本導入はあるのか? そしてタイプRの今後は? 自動車評論家の国沢光宏氏が最新の動向を解説する。
文/国沢光宏
写真/ホンダ、 American Honda Motor Co., Inc、奥隅圭之
予想CG/ベストカー編集部
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“早くも”新型シビックが米国で初公開
驚いたことに2022年モデルのシビックが、早くもロングタイムリード(先行発表)された。4ドアモデルだけながら、エクステリアをハッキリと公開!
日本的な感覚からすると、次期型シビックの発売は2021年の夏くらい。それまで現行モデルを売らないとならない。新しいシビックを見たら現行が売れなくなると思わないのだろうか?
逆に考えたら、そんなことじゃ売れ行き落ちないほどシビック人気は根強いということなのだろう。実際、新型出ると強気になるため、価格(アメリカの場合、毎月のリース金額)も上がる。
それなら定評あって完成度の高い現行モデルの最終をリーズナブルなリース金額で乗ろうという人も少なくないのだろう。日本と事情が違います。
新型シビックはタイプRのラインナップも明言
今回の発表で最も「いいね!」したいのがタイプRもラインナップするということ。現行モデルの最終型タイプR、ホンダ広報によれば「瞬時に売り切れました」というほど人気あります。
絶対的な台数こそ多くないものの、ホンダブランドのイメージアップ効果たるや絶大。私のようにウルサイ評論家ですらタイプRに乗ると破顔しちゃう。
しかも各国&地域で厳しくなる燃費規制と騒音規制を考えれば、今後タイプRのような燃費悪くて賑やかなモデルは存続しにくい。現行タイプRで絶版になるというウワサすら根強かったほど。
そんななか、早くもタイプRの存在をアピールしてきたのだから嬉しい。果たしてどんなタイプRになるのか? 少し考えてみた。
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