日常性能も犠牲としないM
先進の運転支援機能は、他モデル同様に搭載されており、高性能3眼カメラ&レーダーのセンシング機能を搭載。衝突被害軽減ブレーキやACCなどはもちろんのこと。高速道路渋滞時にドライバーの疲労を軽減させる「ハンズオフ機能付き渋滞子運転支援機能」まで備える。
またテレマティクスサービス「BMWコネクテッドドライブ」やAI技術を活用した音声操作機能「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」など、他の最新BMW同様の先進機能をしっかりと押さえている。
ストイックなトラックパッケージ登場
もちろん、よりサーキット走行を意識したストイックな仕様も用意される。それが「コンペティション トラックパッケージ」だ。運動性能を高めることを目的に、先進安全運転機能をレス化し、約25㎏の軽量化を実現。
さらにMカーボンセラミックブレーキ、Mカーボンバケットシート、M Drive プロフェシェナルなどの走行性能を強化するアイテムも標準化される。
日本仕様についてまとめ
最後に日本仕様についてまとめておきたい。M3セダンは、右ハンドル仕様のみで全仕様がATだ。グレードは、「コンペティション」と「コンペティション トラックパッケージ」の2種類となる。
いっぽう、2ドアという趣味性から、M4クーペは、より細やかなバリエーションを揃える。
まず標準仕様は、M4のみの設定で、6速MTとなるのが大きな魅力。上位の「コンペティション」と「コンペティション トラックパッケージ」が用意されるのは、M3同様で、いずれもAT車のみ。
ただしM4では、全グレードでステアリング位置が左右共に選択可能となる。
公表されたラインアップは、従来型同様にFRのみだが、今秋には、4WD仕様の「M xDrive」も追加される予定だ。
最新のMモデルでは、ハイパワーを活かすべく、4WD化にも積極的。すでにトップオブMであるM8は、すべてが4WDとなっている。
選択が可能なM3とM4の日本仕様では、FRと4WDがどのように棲み分けが図られるかは、気になるところだ。
特殊なモデルだけに、FRのラインアップ縮小も十分にあり得るだろう。それだけにFR狙いのファンは、今後の動向にも注視してほしい。
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