MHEV化されたディーゼルなど3タイプを設定
パワートレーンは、全3タイプを設定。オールマイティなクリーンディーゼル仕様は、2.0L直列4気筒ターボエンジンで、最高出力204ps、最大トルク430NmとSUVに相応しい性能を発揮し、効率を高めるマイルドハイブリッド仕様となるのがポイントだ。
ガソリン仕様も、同じく2.0L4気筒ターボエンジンとなるが、性能の異なる2種類を用意。標準デザインエクステリアには、最高出力200ps、最大トルク320Nmを発揮するP200仕様を。スポーティさを高めたRダイナミック仕様には、最高出力249ps、最大トルク320Nmを発揮するP250仕様をそれぞれ搭載している。
現状、プラグインハイブリッド仕様は非設定だが、レンジローバーの導入例もある。そのため、市場の声が高まれば、導入される可能性は充分にあるだろう。
先進の安全運転支援機能も標準化
もちろん、運転支援機能も強化されており、車両周囲を投影できる「3D サラウンドカメラ」、側後方からの接近車警報機能「ブラインドスポットアシスト」、「ACC」、後退時の接近車両警報「リヤトラフィックモニター」、駐車センサーの「フロント&リヤパーキングエイド」などの機能を全車に標準化。
また路面状況を瞬時に検知し、最適なグリップ力を調整するアダプティブ・サーフェス・レスポンス(AdSR)も投入されている。
豪華装備のローンチエディションも用意
大幅改良を受けた2021年モデルの投入を記念し、限定車「ローンチエディション」も50台限定で設定される。同車は、最上級仕様となるガソリン車の「RダイナミックHSE」をベースとしたもの。
価格は、854.8万円と高価。しかし、それも納得の超プレミアムなEペイスに仕上げられている。
簡単な仕様を説明すると、クールな装いの「ブラックエクステリアパック」、ブラックの21インチアルミホイール、キャビンの開放感を高める「固定式パノラミックルーフ」、PM2.5対応の「空気清浄システム」、ヘッドアップディスプレイ、ワイヤレスチャージングなど多くのオプションを標準化。
さらにボディ色は、専用色のポルトフィーノブルーとし、インテリアカラーは、2色から選択可能とした。
電動化戦略のテコ入れを受けたEペイスだが、日本仕様だと電動化の恩恵は限定的だ。しかし、電動化に向けて強化されたボディが生む静粛性や乗り心地は、軽快で扱いやすいEペイスの魅力を受け継ぎつつ、クラスアップした走りを体感できるはずであり、これは現状のジャガーの旨味を高める魅力的な進化といえそうだ。
コメント
コメントの使い方