■ハイブリッド仕様もスバルオリジナル
4WDシステムは、MTに設定されていたビスカスLSD付きセンターデフ方式AWDが消滅し、すべてXモード付きのアクティブトルクスプリット式AWDになるはずだ。
2L、NAのマイルドハイブリッドはこれまで一部情報から「トヨタのTHS-2を搭載する」という情報が流れていたが、それは誤りであった(当サイトも一時そう掲載していました。申し訳ない)。
新型フォレスターに搭載されるのはスバル独自のハイブリッド。先代XV、インプレッサスポーツHVに搭載されていたシステムの発展形ということになる。
ちなみにマイルドハイブリッドは、電気モーターだけで走行せず、始動や加速する時にだけモーターがエンジンをアシストする方式。
かつて用意されていたXVハイブリッド(2013年6月〜2017年1月)は150ps/20.0kgmのFB20型2Lエンジンに、10kW/65Nm、5.5Ahの容量を持つバッテリーを備えていたが、新型フォレスターに搭載されるマイルドハイブリッドシステムのバッテリー容量およびスペックは、それからさにブラッシュアップしてくるのは間違いないところ。
システム的にはXVハイブリッドから大きな変更を受けない。1基のモーターが駆動力の発生と発電を兼ねるタイプで、モーターはリニアトロニック(CVT)のプライマリープーリーの後方に搭載。
低速走行時にはモーターとエンジンを切り離すことで、EV走行も可能となる。エンジンの始動時にはスターターモーターを、EVモードやアイドリングストップからのリスタート時には、通常は発電機として使用されるインテグレーテッドスタータージェネレーターを使用する。
いっぽう2.5L、NA仕様はレガシィB4やアウトバックに搭載されているFB25型(175ps/24.0kgm)となる。これにリニアトロニックCVTを組み合わせている。
最後にPHV情報を。スバルの新中期経営計画「際立とう2020」では2018年中にPHVを発売する、と書かれており、この新型フォレスターにPHVが搭載されるのでは……と予想されていたが、今回の発表ではそういった話はない。
しかしPHV仕様発売計画は進んでおり、ただし日本ではなく北米の発売のみ。しかもフォレスターではなく、XVが有力だ。
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