■次期型タントに新ハイブリッドが!? 間に合うか!?!?
続いてもう一台の新型車の動向も紹介しておく。
こちらは2018年中にデビューすると見られている、新型タント。
次期新型タントは今年末をめどに開発が進められている。ダイハツの開発企画関係者によると、
「次期型はプラットフォーム、エンジンなど基本コンポーネント、足回りのすべてを刷新する気合の入ったモデルで自信をもって送り出したい」
と胸を張っている。
概要はホンダN-BOXが採用しているエンジンを傾け、前方へ移動させるレイアウトを採用することで、同クラス最大の居住空間を実現させる。
軽自動車の場合、ボディサイズが決まっているので、こうしたパワーユニットのレイアウト変更で室内スペースの最大限確保が重要になる。
現行型と同じように助手席側のセンターピラーをレスにすることで大きな荷物や長尺物の出し入れをスムーズにし、使い勝手の向上を図るのは従来モデルと同様。
パワートレインは熱効率を向上させた新開発660cc、NAエンジンユニットを搭載。省燃費&高性能を高次元で両立させている。
いっぽう噂されているダイハツ製の新型ハイブリッドについても新情報。
「モーターアシスト方式のマイルドハイブリッドは、スズキが先行しており追随になるので採用しない。現在、1モーター&リチウムイオンバッテリー方式でEV走行可能な軽用ストロングハイブリッドの開発を進めており、これが間に合えば同時に搭載車を発売する」(冒頭の開発関係者)
という。
フルハイブリッドユニットは当然親会社であるトヨタの技術協力によるものだが、現在トヨタは2モーター方式だけしか持っていないが1モーターやマイルド方式も開発しているので、ダイハツへの供給は可能といえる。2モーターではなく、1モーターを採用するのはコスト面を配慮しているのはいうまでもない。
軽自動車ではフルハイブリッド化は両側スライドドアで重い車両ほど低燃費の効果が期待できるので、次期型タントが第1弾として採用を目指しているようだ。したがってミライースのような軽いボディへの設定はない。
安全パッケージ「スマートアシスト3」はさらに自動ブレーキの停止速度を高めるなど進化させるが、「3」を外して別の呼称で命名する可能性もある。
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