今年発売予定のトヨタ車のなかで最注目車というとやはり6月のクラウンではあるが、しかしそれと並んで現場のディーラーマンの期待値が大きいのが「カローラハッチバック(仮)」。
「仮」というのは、オーリスの後継車でありながら正式車名がまだ明らかになっておらず、とはいえカローラ店扱いなのは間違いないところから、便宜上このように呼んでいる。
トヨタの世界戦略車としてまずは欧州、次に北米と披露され、いよいよ日本版が今夏登場するわけだ。これまで明らかになった情報を統合すると、パワートレインも新開発技術がふんだんに盛り込まれるもよう。さらに「隠し玉」もあるという。
そんなデビューが楽しみな新生カローラハッチバック(仮)、現時点で判明している情報を中心に紹介していく。
文:ベストカー編集部
ベストカー 2018年4/26号「夏が来る 新車も来る!! TOYOTA新車2連発」より
■サイズも判明!! たっぷり3ナンバーボディ
3月8〜18日開催のジュネーブモーターショーには「オーリス」として欧州仕様が、3月30〜4月8日に開催されたニューヨークショーには「カローラハッチバック」として、トヨタの世界戦略車が発表された。
日本市場では「オーリス」と呼ばれ、発売は「今夏」と公式にアナウンスされたモデルだ。
車名は北米仕様と同じく「カローラハッチバック」あるいは「カローラスポーツ」という名称となり、カローラ店扱いとなる(現行型オーリスは3月20日時点で販売終了し公式サイト閉鎖)。
今回判明したのはその日本発売日。販売店筋によると、ズバリ6月26日だという。なんと新型クラウン発表発売日(6/25)の翌日だ。これには本企画担当もちょっと驚いた。販売系列が分かれているトヨタならではの仕掛けだろう。
TNGAに基づくプラットフォームが採用された新型。先代より40mm長くなった全長と、同じく先代比で約25mm低められた全高により、クリーンで魅力的な外観となった。
また、40mm伸びた全長はホイールベースの延長分であるため、居住性も大きく向上されている(ここまでは欧州仕様発表時に公表)。
カローラの名が付いているとはいえ、元がオーリスなので全幅は1700㎜を超える。現行オーリス同等の1760mmほどになるだろう。
なお北米仕様の「カローラハッチバック」は全長4370×全幅1790×全高1435mm、ホイールベース2640mmという数値が公開されている。
ベストカーでは次期型カローラに関し「今度のカローラは3ナンバーになる」という情報を早くからつかんでいたが、それはこのカローラスポーツと呼ばれることになる新型オーリスのことだったのだ。
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