■GLA感覚で扱えるインテリア
インテリアは、同クラスとなるGLAのデザインとほぼ同じなので、必要充分のスペースを確保。コクピット周りのデザインは、共通性が高いものの、64色のアンビエントライトとバックライト付きスパイラル調インテリアトリムを連動させることで未来感ある空間を演出する。
ラゲッジスペースは、EVシステムの影響で、GLAと比べるとわずかに減少。しかしながら、標準時340L~最大1320Lを確保。利便性を高めるべく、リアシートには3分割可倒式機能を標準化。また標準状態でも積み方によりゴルフバッグ2個を収めることができるようだ。
■なんと航続距離はEQC越え!
EVシステムについて解説すると、EQAは、前輪側に電気モーターを搭載する前輪駆動車になる。その電気モーターの性能は、最高出力190ps、最大トルク370Nmとなかなか力強いもの。
これに66.5kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを組み合わせることで、航続距離422km(WLTCモード)を実現。なんとEQC 400 4マチックの400km(WLTCモード)を上回る。持ち前の小さいサイズと前輪駆動車による軽さを活かし、実用性を高めている。
充電については、6kWまでの200V普通充電と100kWまでの急速充電に対応。6kWの普通充電器の場合は、約11時間で満充電に。50kWの急速充電の利用では、約1.3時間で約80%までの充電が可能となる。
■EVならではのサポートも……
メルセデス・ベンツ日本では、初めてのEVの保有を検討する顧客の不安を一掃するサービスプログラム「mercedes me charge」を提供。
代表的な取り組みを紹介すると、保険料、税金、メンテンス費用などを含めた月々定額のサブスクリプションサービス「メルセデス・スタイル」、5年10万kmの新車保証及び定期メンテナンスや24時間対応のサポートを含む「EQケア」、EQケア期間中に希望のメルセデス・ベンツを5回無料でレンタルできる「シェアカープラス」、1年間の提携充電器の無料利用などが用意されている。
EQA 250は、640万円と高価だが、5年10万km保証とメンテナンス、先進の安全運転支援機能「レーダーパッケージ」、前席パワーシート及びシートヒーター、インフォテイメントシステム「MBUX」など基本装備が充実。
これ以外の必須アイテムは、ナビゲーションパッケージに加え、ETC車載器やフロアマットくらいであることを考慮すると、かなり戦略的な価格といえる。
またCEV補助金に関しては、現在申請中だという。今後、補助金のサポートも加われば、ユーザー負担がより抑えられるので、EVの中でも魅力的な選択のひとつと言えそうだ。
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