■本国仕様に近いものを……という心意気
クリーンディーゼル車の上級仕様として、モデルエントリーのG 350 dでは叶わなかったカスタマイズも実現したG 400 dのニーズはそれなりに大きいと思われるが、その一方、G 350 dに同様の仕様を用意すればいいという見方もある。
この点をメルセデス・ベンツ日本に尋ねると、「上野金太郎代表取締役社長の本国で選べる仕様をできるだけ日本でも提供したい」との考えからとのこと。長年メルセデス・ベンツに携わり、ユーザーのニーズを理解しているからこその商品戦略なのだろう。
上位グレードのガソリン車でしか選べなかったカスタマイズプログラムの提供と左ハンドル車の設定は、クロカンはディーゼルで楽しみたいというGクラスファンにとって嬉しい提案に違いない。
エンジンチューンの違いだけに、2グレードの統合の可能性もあると思い、その点も尋ねてみたが、「今後もG 350 dは継続」するとのこと。これからもGクラスエントリーの役割を担って、活躍していくようだ。
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