■【12月】打倒プリウス! ホンダの本気が炸裂する!!
●ホンダ新型インサイト
初代、2代目からの路線から脱却して、伸びやかな5ドアのクーペフォルムのミドルサイズへと変貌した新型インサイトが今年復活デビューする(車名は「インサイト」から変更される可能性もある)。
現在公式に発表されている仕様によると、ボディサイズは全長4630×全幅1798×全高1414mm、ホイールベース2700mmと、現行シビックとほぼ同サイズ。
パワーユニットはアコードの2Lの2モーターハイブリッドではなく、フィットなどにも積まれる1.5Lに2モーター(次期フィットは2モーター)を組み合わせたi-MMDで、153ps/27.2kgmを発生。ようやく2モーターのフルハイブリッドを手に入れたインサイトは、シビックの上級モデルとして高い質感を備えた大人のHVセダンとして生まれ変わった。
宿敵であるトヨタ・プリウスを追い落とせるか。
■レクサスES
レクサスのセダン系モデルでは唯一FFを採用するES。これまでこの車名は海外専用だったが、7代目に切り替わり日本でもラインアップすることになる。
現在販売されているGSが現行型で廃止され(GS Fのみ次期型開発継続)、このESが現在のGSのポジションに置き変えられるということだ。
基本的には現行カムリと共通のTNGAプラットフォームを採用し、パワートレインも新開発の2.5L直4+モーター(システム出力211ps)のハイブリッドを搭載する。1年後の2019年末には新開発2.5L直4ターボを積んだES350が追加される予定。
●三菱新型デリカD:5
現行モデルのデビューから約10年、ついに今年12月に新型が登場する。
この新型デリカD:5は提携先の日産との共有化が進むはずだが、次期デリカD:5はまだ三菱色の強いモデルとなりそうだ。走破性の高い4WDという特徴を継承しつつ、アクティブヨーコントロールなど長年三菱が開発してきた高次元の走行性能が備わる。
プラットフォームは現行デリカD:5をほぼ踏襲し、キープコンセプトを貫く。期待されていたPHEV仕様の設定は、残念ながら見送りになる可能性が高い。
一時期「日産エルグランドとプラットフォームを共用し、e-POWERと同じシステムが設定される」という情報もあったが、残念ながらそれはさらに次期モデルへ持ち越されるもよう。ちょっと残念だが、「デリカ」の伝統を守りつつ安全装備は強化され、スタイルも大幅に進化することを考えれば、今回はこれでよしと思うべきか。
●ダイハツラッシュ&ビーゴ後継車
2016年3月に惜しくも生産終了となったラッシュ&ビーゴの後継モデルが今年12月にデビューする。
このラッシュ&ビーゴ後継車は、5ナンバーサイズは変わらないものの、これまでの本格派四駆から都会派四駆へと性格が変わるようだ。プラットフォームはTNGAのダイハツ版、DNGAとなり、パワーユニットはすでにトールが搭載している1Lターボがまずラインアップされ、やや遅れて、1.2Lエンジンのハイブリッドも用意されずはずだ。
今年下半期にデビューする輸入車は?
■【8月】走りが自慢の2台が登場
●新型ルノーメガーヌRS
昨年11月に日本発売となった新型ルノーメガーヌをベースにルノーの高性能車部門、ルノースポールがてがけた最強グレードのメガーヌRS(ルノースポール)がいよいよ8月に発売となる。エンジンは1.8L直4ターボで280ps/39.8kgmを発生する強烈なホットハッチだ。注目は、ルノー独自の4輪操舵システム「4コントロール」が組み合わされたこと。これはいわゆる4WSシステムで後輪を前輪と同方向または逆方向に切ることで、旋回性や走行安定性を高めている。
●新型アウディA8
今年8月に日本導入を予定しているアウディのフラッグシップサルーン、A8は自動運転機能「Audi AIトラフィックジャムパイロット」を備え、渋滞中の高速道路を時速60km以下で走行中という限られた環境下でレベル3の条件付き自動運転を実現する「世界初の量産車」(アウディ)となる。また、車庫での自動駐車など40種類以上の運転支援機能も搭載される。
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