SUVブームの今、大小のさまざまなモデルが出揃い、その活躍の場もそれぞれだ。その一方で、本格的な悪路走破性を持つクロカンの支持率は根強い。そんな本格派に向けた、こだわりのジープ ラングラーが登場が限定導入された。
原点となる元祖ジープを彷彿させるボディカラーや自然を満喫できるソフトトップ仕様などの特徴溢れる限定車の仕様について紹介しよう。
文/大音 安弘、写真/FCAジャパン
【画像ギャラリー】ジープらしさ満点!限定車「ジープ ラングラー ルビコン ソフトトップ」
■本格クロカンファンに向けたショートボディのルビコン
FCAジャパンは、2021年7月24日、SUVブランド「ジープ」のクロカン・ラングラーの限定車 「Wrangler Rubicon Soft Top(ラングラー・ルビコン・ソフトトップ)」を発売した。100台限定で、価格は622万円だ。
ベースとなるのは、ジープ・ラングラーの3ドアショートボディだ。日本で販売されるラングラーでは、5ドアモデルの「アンリミテッド」が主役だが、悪路走破性の高さでは、やはりショートボディが上。
さらに日本には未導入のショートボディの「ルビコン」仕様をベースとしているのが大きな特徴だ。
ルビコンは、トルクフルな3.6LのV6エンジンや専用装備となる「ロックトラック4×4システム」などを備える。まさにラングラーのなかでも、特に悪路走破性を強化した究極のオフローダーだ。
この4WDシステムで特筆すべき点は、セレクトモード「4L」のギア比を4:1の低レンジに設定し、オフロード性能を強化したこと。さらに前後のデフを電子ロックできる機構も持つ。
日本仕様では、5ドアのアンリミテッドのみにルビコンが設定されるが、ショートボディは、時折、限定車として導入されている希少仕様だ。
■元祖ジープを彷彿させるボディと幌
限定車のボディカラーは、原点となる軍用ジープを彷彿させるミリタリー感溢れる緑色「サージグリーンC/C」を採用。ルーフには、気軽に開閉できる手動式ソフトトップ「プレミアムサンライダーソフトトップ」が備わる。そのソフトトップとリアとサイドガラスは取り外すことも可能。
そのシンプルな姿は、まさに元祖ジープだ。さらにボディサイドの「1941」のデザインストライプが、1941年に実践投入が開始された軍用ジープを原点とするジープ・ブランドの伝統を物語る。
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