実は意外な本格派!! 新型エクスパンダー発表! 「タフで使える三菱」が大刷新

■新型CVT採用で、環境性能と走行性能を向上

 エンジンは、実績のある1.5LのMIVECエンジンを継続しているが、4速ATを高効率なCVTへと変更したことで、シームレスな加速感と低燃費を実現。エンジンには外部EGR(排気ガス再循環装置)を装着し、エンジン出力性能を維持しながら、NOXガス発生抑制も実現する。また、ブレーキオートホールド機能付の電動パーキングブレーキも用意した(グレード別採用)。

 サスペンションも、フロント・リアとも高性能バルブを採用したほか、フロントはストラット取付け部の車体剛性を向上させ、リアはショックアブソーバーのシリンダーサイズを拡大、よりフラットで快適な乗り心地を実現した。

■エクスパンダーは改良モデルも大ヒット間違いなし!!

 エクスパンダーは、MPVでありながら、SUVのテイストも合わせ持ったクロスオーバーSUVだ。日本では、デリカD:5の存在に近い。エクスパンダーのような車高の高いクルマは、現在の日本では嫌われることがあるが、海外では、クルマの魅力性能で優先順位が上がってくることも多い。

車高の高いクルマは海外では、クルマの魅力性能で優先順位が上がってくることも多い
車高の高いクルマは海外では、クルマの魅力性能で優先順位が上がってくることも多い

 常に補修が行われ、綺麗な路面が保たれている日本とは違い、海外では未舗装路や、アスファルトが割れた路面が多く存在する。割れたアスファルトの上を多くのクルマが走ることで、アスファルトの割れがさらに広がることもあり、このような地域では、クルマの悪路走破力は極めて重要なのだ。

 今回の改良で、220mmもしくは225mmとなったエクスパンダーの最低地上高。これは2021年8月に登場した現行ランドクルーザー(225mm)とほぼ同じ。エクスパンダーが意外なほど本格派であることがわかると思う。

 強みである悪路走破性をさらに高め、内外装デザインを上質に一新、さらに、新型CVT採用で環境性能と走行性能を高め、各所に利便性を高めるアイテムを装備と、「化粧直し」の域を超えた改良が施された、新型エクスパンダー。残念ながら日本でその姿を見る機会はないだろうが、現地では今作も大ヒットモデルとなること間違いないだろう。

【画像ギャラリー】環境性能と走行性能、利便性を高めた改良が施された新型エクスパンダーを画像でチェック(10枚)画像ギャラリー

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