「第二のスイスポ」に期待大!? ヤリスGRスポーツ発表&来年欧州発売決定!!


 2021年12月2日、欧州トヨタはコンパクトカーのヤリスにスポーツモデルの「GRスポーツ」を追加し、2022年第二四半期から発売することを発表した。

 ヤリスといえば、頂点にハイパフォーマンスモデル「GRヤリス」をラインナップしているが、本稿では手ごろな本格派として期待できそうな欧州ヤリスGRスポーツを、日本仕様と欧州仕様の違いも交えながら紹介しつつ、日本導入の可能性も考えてみたい。

文/永田恵一、写真/TOYOTA

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■欧州仕様は実は3ナンバー幅! 日欧ヤリスの違いとは?

 1つ目の大きな違いがボディサイズだ。日本仕様、欧州仕様ともヤリスがド真ん中のコンパクトカーなのは同じだが、日本仕様は全長3940mm×全幅1695×全高1500mm、ホイールベース2550mmなのに対し、欧州仕様は全長3940mm×全幅1745×全高1500mm、ホイールベース2560mmと全幅の広さが目立つ。

日本仕様は全長3940mm×全幅1695×全高1500mm、ホイールベース2550mm。欧州仕様は全長3940mm×全幅1745×全高1500mm、ホイールベース2560mmと全幅が広くなっている

 これはスズキスイフトの欧州仕様同様、平均スピードの高さをはじめとした欧州の厳しい使用環境に対応してのことだろう(ちなみに欧州仕様のスイフトのボディを上手く使った成り立ちなのがスイフトスポーツだ)。

 また、欧州の厳しい使用環境への対応といえば、日本仕様のヤリスのタイヤサイズは16インチが最大でホイールを固定するナットは4穴なのに対し、欧州仕様は17インチが最大かつナットも5穴となる。

 パワートレーンは、仕向けによって異なるが、欧州仕様も日本仕様同様に動力性能と燃費を高次元でバランスさせた1.5Lハイブリッドを中心に、1Lガソリンと1.5Lガソリンも設定する。

 ただ、日本仕様は1LガソリンがCVTのみ、1.5LガソリンはCVTと6速MTが設定されるのに対し、欧州仕様はそれぞれ5速MTと6速MTのみの設定だ。

■新型ヤリスGRスポーツ 欧州仕様の気になる「中身」

 本題となる欧州ヤリスのGRスポーツを見ていくと、パワートレーンは1.5Lハイブリッド(フルパワーとなるシステム出力は日本仕様の同様の116馬力)と6速MTと組み合わされる1.5Lガソリンが設定される。

 しかし、1.5Lガソリンは使用するガソリンがハイオクとなるのか、日本仕様の最高出力120馬力&最大トルク14.8kgmから127馬力&15.6kgmにパワーアップされ、6速MTもオンにするとシフトダウンの際のブリッピング(回転合わせ)をはじめとしたMTの運転に必要な作業をサポートしてくれるiMT付となる。

 なお、絶対的な動力性能は1.5Lハイブリッド車が0-100km/h加速9.7秒&最高速175km/h、1.5Lガソリン車は9.0秒&180km/hと後者が優勢だ。

欧州ヤリスのGRスポーツにはパワートレーンは1.5Lハイブリッドと6速MTと組み合わされる1.5Lガソリンが設定される

 エクステリアは、グリル内部がGRの「G」をモチーフとしたものとなるのに加え、リアバンパー下部に付き空力性能を向上させるディフューザーはトヨタの「T」をモチーフとした形状に変更され、ホイールも18インチにインチアップされ5箇所に赤いアクセントが付くものとなった。

 インテリアは、シートが合皮とウルトラスエードのコンビとなる表皮を含めGRヤリスの最上級グレードとなるRZハイパフォーマンスと同じと思われるものに変更され、赤いステッチが入るステアリングやGRロゴ入りのスタートボタンなども装備される。

インテリアにはGRヤリス最上級グレードと同じものと思われるものに変更、ステアリングに赤いステッチとGRロゴの入ったスタートボタンが装備される

 サスペンションは、ダンパーがゆっくりとした上下動にもスムースに対応するものに変更され、リアスプリングの最適化により加減速などの際のクルマの動きが抑制されるなど、ハンドリングと乗り心地が同時に向上しているという。

 ボディもフロアに補強パーツや空力性能を向上させるパーツが装着されており、まとめるとトヨタのGRブランドのコンプリートカーではもっともライトな存在となるGRスポーツのほぼメニュー通りに仕上げられているという印象だ。

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