■一部改良は納期遅延解消のタイミング
人気のSUVは、新車の長納期化が深刻だ。今回の改良では、現行型オーダー終了から次期型発表・オーダー開始まで、かなりの日数を設けた。各車、このタイミングで、納期をある程度平常化させたいという意図が汲み取れる。
今注文しないと、春先から夏場に注文できるトヨタの新車SUVは、C-HRとカローラクロスあたりとかなり車種が絞られてしまう。改良後の新型もオーダー後3か月程度は納車までの時間がかかると想定されるため、2022年中の納車は難しくなるのではないか。今年トヨタの新車SUVに乗り換えたいという人は、今のタイミングを逃すと、非常に厳しい状況となるだろう。
秋から冬にかけて車検だからと、悠長に構えていると、クルマが注文すらできない状況となる。特にSUVラインナップは、多車種で改良が行われ、生産が止まるため、今年の乗り換え検討は、このタイミングを逃すと終わる可能性が高い。
2022年の車種切り替えは、夏から秋にかけての販売店の営業活動にも、大きな影響を与えそうだ。売る側の積極的な情報発信と、買う側の敏感な情報の受け取りが、カギを握るだろう。
既に来年の事まで考えなければならないトヨタの改良スケジュール。鬼が笑う隙も与えずに、怒涛の改良ラッシュが続いていく。
【画像ギャラリー】2022年入手困難になるかも!? トヨタの人気SUVを画像でチェック(16枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方